古着仕入れは副業で稼ぐのは難しい…?専門性を高めて本業を目指すべきユーザーとは
数々ある副業のなかでも、最近注目されている古着転売。仕入れ資金や専門的な技術が少なくても始められるので、副業として新しく始める人も多くいます。
実は、古着仕入れは副業だけでなく本業として利益を上げていくことも可能で、利益を挙げられないという場合は仕入れ先に原因があるかもしれません。
今回は、古着仕入れの注意点から古着仕入れを副業としてだけでなく、本業にしていきたい人へ向けた利益を出すポイントについてご紹介します。
目次
古着仕入れの副業はなぜ注目?転売で利益を上げやすい商品などもある?
古着仕入れと聞くと難しく聞こえますが、実は利益を上げやすい副業でもあります。販売する商品によっては仕入れ資金は少なく、高値で売れる場合もあるので見ていきましょう。
仕入れ資金が少なくてもいい!注目され続ける理由は?
一般的な転売で扱われる商品には古着以外に、家具やゲーム機器などがありますが、それらの仕入れには約1万円以上の費用がかかってきます。
しかし、古着仕入れなら1着1000円以下で販売されていることも少なくないので、仕入れ資金が少なくても副業として始めることは可能です。
また、古着は新品の服と比べると流行に流されにくい部分もあるので、黒・グレーなどの定番カラーの古着ならある程度重要が見込めるでしょう。
転売することで利益の上げやすい商品
2023年トレンドの「グランジファッション」に通じるカーディガンやネルシャツ、ダメージの激しいデニムパンツなどは、トレンドを超えてコーディネートの定番として根強い人気を誇っています。
使い古してくたくたになったネルシャツをおオーバーサイズで着たり、インパクトのあるバンドTシャツなども注目を集めているので、古着仕入れを副業として行うさいに利益を出しやすくする商品と言えるでしょう。
【参考:Fashion HR「マストアイテムは5つ! 2023年の春夏トレンド グランジファッションとは?」】
古着仕入れを副業で行うハードル…転売をする際の注意点を知っておこう
古着仕入れは、コツを掴めばスムーズに利益を出すことができますが、知っておかないと犯罪とみなされるケースもあるため、注意点についてご紹介します。
意外と多い「偽物」
古着仕入れを副業で行うときに、まず注意したいのがブランドの偽物が多く出回っていることです。
例えばルイ・ヴィトンやシャネルなどの有名ブランドの偽物も多く、偽物と知らずに販売してしまうと商標権侵害で訴えられることもあるため注意が必要です。
偽物と知らなくても犯罪とみなされるケースもあるので、偽物を仕入れないために対策していきましょう。
まずは仕入れのさいに信頼できる仕入れ先から購入するようにすると安心です。
また、ブランドロゴの位置やデザイン、タグなどが正しく表記されているかを確認するなど、偽物を判断できる商品知識をつけるのも重要でしょう。
続けられそうなら古物商の資格を
古着仕入れを副業として行う場合に、古物商許可証が必要になるので注意しましょう。自分用に買って着なくなった服を転売するには不要ですが、利益目的で継続的に服を販売するのであれば、古物商許可証が必要になります。
申請の方法は、最寄りの警察署に必要書類を提出するのが一般的ですが、不安なら手数料を払って行政書士に頼む方法もあります。
商品を置くスペースが必要
古着仕入れを副業でするなら、仕入れた古着を保管するためのスペースや作業するためのスペースが必要です。
利益を伸ばすために大量の商品を仕入れるほど十分なスペースが必要になってくるので、効率的に作業するためにもある程度のスペースは確保しておきましょう。
例として月に5〜10万円程度を稼ぐとすると、1着の利益が1000円だとしても50〜100着の在庫を抱える必要があります。
さらにダウンジャケットなど冬物古着の場合は相当な場所が取られることも。
在庫を置くスペースに不安がある場合は、月1500円程度から借りることができるトランクルームなど貸しコンテナを利用するというもの一つの方法といえるでしょう。
返品のルールをあらかじめ決めよう
古着仕入れの副業で転売する場合、返品の希望が合った場合の対応策を考えておくことが重要です。
購入者が返品を希望する理由はさまざまですが「サイズが違う」「イメージと違った」などの理由があれげられます。
返品の希望があった場合にスムーズに対応するためには、そもそも返品を受け付けるのか、返品できる期限はいつまでか、などルールを明確にして購入条件欄などに記載しておくと良いでしょう。
サイズ記載は正しく
サイズ表記を正しく記載することも、古着仕入れを副業で行うさいに失敗しないためのポイントです。
特に海外ブランドは、日本のサイズ表記と違う場合があるため、サイズ表記は正しく記載した上で「海外ブランドのサイズは日本のサイズと異なる場合があります」などの注意書きを添えることで返品などのトラブルを防止できるでしょう。
古着の仕入れから販売までを副業から本業へ…続けるための3つのポイント
古着の仕入れはを副業としてだけでなく本業にすることでストレスなく生活費を稼ぐことも可能です。そのための古着仕入れを長く続けるためのポイントについても見ていきましょう。
古着の仕入れから販売を本業へ移行するメリット
古着の転売は、副業として行っている人が多いですが、上手く事業にできた場合は脱サラして本業に移行している人もいます。
古着の仕入れから販売を本業として行うと、まず会社に毎日行かなくても良くなるので、時間や場所に縛られることがなくなります。
また、いつでも自分のやりたいときに仕事ができるので、体調が悪いときには気兼ねなく休めるというメリットがあります。
正しく続けるための3つのポイント
古着仕入れを副業で行うなら、できれば長く続けたいものでしょう。そのためには、仕入れルートにこだわるのも一つの方法です。
①国内・海外それぞれに仕入れルートを確保
…古着仕入れを副業でするなら、仕入れ先に国内だけでなく海外のルートを確保しておくことも重要です。国内で販売されている古着は、手に入れやすく送料なども安く済むメリットがありますが、海外ルートの古着仕入れでは、国内では手に入りづらいビンテージ品を仕入れられることもあります。
言葉の壁などに抵抗がなければ、海外ルートについても確保しておくことで、より多くの人の目に止まる古着を販売できるでしょう。
②在庫を抱えすぎないための工夫が必須
…古着は基本的に一点ものなので、顧客のニーズもそれぞれ異なります。古着のお店に来るお客さんは、面白いものや自分に似合うものを宝探しのような感覚で探しに来るので、定期的に在庫を回転させて在庫を抱えすぎないようにしましょう。
③ 自社に合う仕入れルートを固定
…古着の仕入先は、自社に合った仕入ルートを一定数確保しておくことが古着仕入れを副業で行うさいに重要です。新たに仕入れルートを開拓するのは困難なので、信頼できる仕入れルートを固定しておくことで、新規で仕入れルートを探す時間を節約できます。
まとめ:古着仕入れの副業に関する注意点
古着仕入れを副業から本業に移行させるさいの注意点や仕入れのポイントについてご紹介しました。
古着仕入れは、比較的安価な資金で始められるうえに、売れやすい商品も探しやすいメリットがあります。
商品を置くスペースを確保したり古物商許可証が必要になることもありますが、それぞれ対策をしておけば、他の副業と比べて安全・確実に利益を上げることができる副業でもあります。
上手に古着を転売して収入アップにつなげましょう!