古着の卸売業者の選び方とおすすめ5選を紹介!仕入れの幅を広げる方法も
古着ビジネスが軌道に乗ってきたら、仕入れルートを確率し在庫を豊富にし、利益を安定させましょう。1点ずつピックアップするより、古着の卸売業者を利用するのがポイントです。
この記事では、個人でも利用できる古着の卸売業者を5つご紹介します。古着卸売業者ならではの利用の流れや注意点があるため、知っておくと安心です。また、国内の古着卸売業者に慣れてきたら、海外に仕入れ先を拡大する方法もあります。
幅広い選択肢の中から、ビジネス規模に合わせた仕入れができるようになりましょう。
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ビジネスを流れに乗せたいなら…古着の卸売業者を利用しよう
古着販売ビジネスをしたいなら、仕入れが重要です。質の高い商品を安く買えたり、大量に仕入れができたりすると、ビジネスの効率化につながります。古着の卸とは何か、利用するメリット・注意点を知って、スムーズな仕入れができるようになりましょう。
古着の卸売業者とは
古着の卸売業者とは、大量の古着を仕入れて小売店・ECショップ・個人に販売する業者です。1点ずつの購入に加えて、kg単位やセット単位で購入するのが一般的なので、在庫をある程度抱えて古着販売を行いたい方にオススメです。
卸売業者を利用するメリット
大量仕入れが前提ですが、小売価格よりも安く仕入れられる点が、古着の卸売業者を利用する最大のメリットです。トレンドに合った商品を売っているため、個人で古着販売を行う場合は、戦略を立てやすい点も魅力でしょう。
また、古着販売で気をつけなければならないのが、偽物や汚れのあるアイテムが紛れていることです。業者によっては、検品済みの古着を販売しているため、1点1点確認する手間が省けます。
卸売業者の注意点
古着の卸売業者は、企業向けと個人向けがあります。企業と個人、どちらも販売している業者もありますが、企業のみの場合は個人は購入できないので注意が必要です。
卸売業者からの仕入れにはミニマムといって、最低購入数や最低注文金額が設定されているかもしれません。予算や購入したい量によっては、販売してもらえない可能性があるので、仕入れ前に確認しておきましょう。
参考:リユース経済新聞「古着の仕入れに役立つ「古着卸業者」33選(2025年版)
利益を出すには古着の卸売業者の選び方が重要!見極めのポイント
古着販売ビジネスで利益を出すには、仕入れの段階で業者を見極める必要があります。自分のビジネス手法に合っていないと、在庫を抱えすぎてしまったり、仕入れ予算が足りなくなったりするかもしれません。次の3つのポイントで、古着の卸売業者を選んでみましょう。
購入単位を確認
古着の卸売業者は、購入する単位が決まっている場合がほとんどです。1点の購入ができる業者もありますが、仕入れ価格は高いでしょう。ある程度の在庫を抱えて、古着の販売規模を拡大したいのなら、kg単位やセット販売をしている業者から購入するのがオススメです。
取り扱いジャンルを選ぶ
卸売業者によって、仕入れルートが異なり、取り扱う古着のジャンルが違います。
・ヴィンテージ系
・ストリート系
・アウトドア/ワーク系
・ブランド
・ヨーロッパ古着
・アメリカンカジュアルスタイル(アメカジ)
自分が取り扱うジャンルがどこか、今後販売したいジャンルはどれかを絞り込んでから卸売業者を選びましょう。取り扱いジャンルが決定すると、仕入れる場所が決まり、仕入れにかける時間が短縮できます。
購入の方法を考える
古着の卸売業者は、現地購入とオンライン購入の2つがあります。現地購入は、実際の商品を確かめたり、スタッフと話をしたりしながら購入できるのがメリットです。しかし、業者の倉庫や店舗が、家の近くであれば交通費はかかりませんが、遠い場合は仕入れに行くコストがかかります。
オンラインは、自宅にいながら購入できる点が魅力ですが、直接商品を見られません。メールやチャットなどで文章・写真のやり取りに慣れる必要があります。
【古着卸売業者おすすめ5選】自分に合った仕入れを確立しよう
古着ビジネスでは、仕入れから販売までの時間を節約できるかが鍵です。時間が短縮できれば、他の作業をしたり、トレンドをチェックしたりと、ビジネスを拡大させるために時間を使えるでしょう。ビジネススタイルに合った仕入れがスムーズにできるよう、国内のおすすめ古着卸売業者を5つご紹介します。
古着詰め放題が魅力|MJ VINTAGE
MJ VINTAGEは、古物商許可を持っていれば、個人でも倉庫で古着のピックアップができる会社です。初回はミニマムがないため、倉庫の雰囲気や取り扱いジャンルをリサーチしたりとお試しで利用できます。
価格は500円〜2500円、150点以上だと割引があるのも魅力的です。初回は配送無料のため、持ち帰るコストを考えなくても済みます。また、不定期に開催されている古着詰め放題は、制限時間なしで指定の袋に古着を入れられます。
古着ビジネスを始めて間もない方でも、利用しやすい倉庫です。
初心者でも倉庫見学ができる|スリーピース
タイに自社倉庫があり、商品の在庫や品質が安定している、スリーピース。関東・名古屋・福岡・仙台に倉庫があります。ミニマムは税込3万円ですが、初回のみイメージに合わなければ、倉庫の見学のみにして購入せずにキャンセルできます。
アポイント制で各時間3組までの利用なので、ゆっくりとピックアップできる点も魅力の1つです。
ベールの受注生産ができる|SPEC
アメリカの古着を取り扱うSPECは、ベールの受注生産ができます。ジャンルやアイテムごとにベールを作成してもらえるので、売りたい商品が決まっている場合や大量に在庫を仕入れたい方にオススメです。
ラルフローレンやミリタリーなど、ジャンルやブランドの1点ピックアップもできます。
オンラインでの仕入れなら|ファンブロス
古着の卸売業者の倉庫が近くにない場合、仕入れに行くのに旅費がかかってしまうでしょう。移動時間やコストを節約したい方は、オンライン仕入れがオススメです。ファンブロスは、全商品を公開しているため「使い物にならない古着が入っていたらどうしよう」という不安を軽減できます。
デニムパンツに特化した仕入れ|古着おろし.com
ジャンルやアイテムに特化した古着ビジネスは、専門性を高めたい方にオススメです。古着おろし.comは、デニムパンツに特化している古着卸売業者です。デニムパンツは、経年劣化やヴィンテージならではの味があり、デニム好きに人気があります。
定番のデニムアイテムを幅広いサイズで取り揃えているため、こだわりのデニムアイテムを探したい方は利用してみましょう。
仕入れ先は国内の古着卸売だけじゃない!海外仕入れも検討しよう
国内の古着の卸売業者は、利用しやすいいっぽうで、他の競合バイヤーと似たような商品になってしまうかもしれません。海外は流行の最先端であったり、日本にはないブランドの服があります。国内での仕入れに慣れたら、海外からの購入も視野に入れてみましょう。
海外仕入れのメリット・デメリット
海外から古着を仕入れるメリットは、ほかのバイヤーと差をつけられる点です。アメリカやヨーロッパでは、ヴィンテージアイテムが流通しています。また、タイは世界中の古着を安く購入できる魅力があります。
海外から仕入れるなら、配送料や関税に注意が必要です。配送料や関税がかかるので、輸送手段を間違えると思った以上にコストがかかるかもしれません。複数の配送業者を比較すると安心です。
海外から仕入れる方法
海外の古着卸売業者は、オンライン購入・現地購入・代行業者を通じて利用できます。オンラインでは、海外の古着卸売業者のサイトから購入可能です。現地では、実際の服を見てレアアイテムを見つけられる可能性があります。代行業者を利用すると、言語や通貨の違いを気にせず、注文ができるでしょう。
まとめ|ビジネスの安定には仕入れ先が大事!古着の卸売業者のおすすめ5選と利用方法
古着ビジネスをしている個人の方向けに、古着の卸売業者と利用の流れをご紹介しました。古着の卸売業者は個人で利用できますが、利用には予約が必要であったり、ミニマムが設けられていたりする点に注意が必要です。
国内にも古着の卸売業者は、倉庫での直接ピックアップやオンラインでの購入ができます。移動時間やコストも踏まえて、利益が出る方法で仕入れを行いましょう。日本で取り扱っていない古着を仕入れたい場合は、海外から購入する方法もオススメです。