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海外から転送サービスは利用できる?効率よく古着を取り寄せる方法と関税の注意点

海外の古着は、日本では出会えないデザインや価格の魅力から人気を集めています

 

しかし実際に購入しようとすると、「日本に発送してくれない」「関税が不安」「注文方法がわからない」など、初心者にはハードルも。

 

そんなときに頼れるのが「海外から転送サービス」です。現地の古着をスムーズに日本へ届けてくれるため、通販の幅が一気に広がります。ただし、利用方法を誤ると高額な費用やトラブルに繋がるリスクも。

 

今回は、転送サービスの基礎知識から選び方、関税の仕組み、よくある失敗の防ぎ方までを解説。さらに、届いた古着を長く楽しむためのポイントも紹介します。

 

自宅にいながら海外の一点物を安心して取り寄せたい人にとって、実用的な情報が満載です。

 

海外から転送サービスの基礎知識と古着取り寄せの流れを理解しよう

海外の古着ショップやオークションサイトを利用する際、「日本に直送してもらえない」という壁にぶつかることがあります。そんなときに頼れるのが海外から転送サービスです。

古着を取り寄せる際の基本的な流れや基礎知識を理解しておくと、スムーズに利用できます。

転送サービスとは?輸入代行との違いは?

転送サービスとは、海外の通販サイトで購入した商品を、現地の倉庫(転送会社)で受け取り、日本に再発送してくれるサービスです。

 

一方、輸入代行は購入から支払い・輸入までを代行会社がすべて行う仕組みで、商品は個人ではなく業者名義で購入されます。

 

古着を安く取り寄せたい、自分で商品を選びたいという人には、自由度の高い転送サービスがおすすめです。

 

古着を取り寄せるまでの流れ

転送サービスを使えば、まるで国内通販のような感覚でスムーズに取り寄せができます。

これから紹介する5つのステップを押さえれば、初めてでも海外古着の買い物が、ぐっと身近になりますよ。

 

①会員登録

転送サービスに登録すると、海外の倉庫住所が付与される。

 

②古着を購入

海外の通販サイトで商品を購入し、転送用の住所を配送先に指定する。

 

③荷物到着の通知

倉庫に届くと通知が来るので、発送オプション(検品・まとめ梱包など)を選ぶ。

 

④発送依頼を出す

日本の住所を指定し、商品明細書を提出して発送依頼を行う。

 

⑤商品を受け取る

関税の支払いがあれば配送時に精算し、自宅で商品を受け取る。



海外から転送サービスの選び方で失敗しないためのポイント

海外から古着を取り寄せる際、海外から転送サービスの選び方を誤ると、「送料が高すぎた」「荷物が届かない」などのトラブルにつながることがあります。失敗を防ぐには、転送サービスを賢く使うためのポイントを押さえておくことが重要です。

 

転送サービスを効率活用することのメリット

海外から転送サービスをうまく活用すれば、古着の個人輸入は身近なものになります。メリットを理解しておくことで、余計な手間やコストを減らし、安心して海外通販を楽しめます

 

メリット
日本未対応のショップも利用できる:現地の転送先住所を使えば、日本に発送していないショップの商品も購入可能。

複数店舗の荷物をまとめて送れる:異なるショップで買った商品を一括発送でき、送料や通関手続きを効率化できる。

検品や写真確認で安心:発送前に商品の状態を確認できるオプションがあり、初期不良や誤送の不安を減らせる。

 

失敗しないための3つのポイント

 

安心して海外から古着を取り寄せるためには、事前に確認すべきポイントがあります。

失敗を防ぐために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

 

1:初心者向け転送業者の特徴をチェック

日本語対応のサポートがある

・送料や手数料が事前に明示されている

・会員登録が無料または低価格

・レビューや実績が豊富

 

「とにかく簡単に使いたい」「細かい設定は不安…」という方は、サポートが丁寧な日系サービスを選ぶと安心です。


2:サービス比較時の確認項目

複数の転送サービスを比較する際は、次のポイントをチェックしましょう。

基本料金と手数料の有無

・対応している国やECサイト

・荷物の保管期間や保険制度

・発送方法の選択肢

 

「送料だけ安く見えても、手数料で高くなる」ケースもあるため、トータルコストで比較することが大切です。


3:利用者レビューを活用する
公式サイトの情報だけで判断せず、SNSや比較サイトでの利用者レビューも必ず確認しましょう。

・発送の早さやトラブル時の対応

・実際にかかった費用

・梱包の丁寧さや商品の状態

 

リアルな体験談は、公式の説明では見えない実態を知るうえで非常に役立ちます。

必ず参考にするようにしましょう。


海外から転送サービスを利用する際にトラブルを回避する方法

海外から転送サービスを使うことで、日本未対応のショップからも商品を取り寄せられる一方、思わぬトラブルに遭遇することもあります失敗を防ぐために、利用前にトラブルを回避する方法を確認しましょう。


誤配・破損・紛失を防ぐための対策

海外配送は距離が長く、複数の業者を経由するため、誤配や破損、紛失といったトラブルが起きやすい傾向があります。こうしたリスクを減らすには、事前の備えが重要です。

 

まず、検品や写真撮影などのオプションを利用すれば、タグの有無や商品の状態を確認でき、初期不良や誤配送の防止につながります。また、追跡番号付きの配送を選べば荷物の現在地が把握でき、不安を軽減できます。

 

さらに、補償サービスを利用すれば、万が一の破損や紛失にも備えられます。対象や申請方法は事前に確認しておきましょう。

 

関税・輸入制限の基本と注意点

 

海外から転送サービスで古着を取り寄せる際は、関税や輸入制限についての基本を理解しておく必要があります。

 

商品代・送料・保険料の合計が16,666円を超えると、関税や消費税がかかる場合があります(簡易税率の対象)。価格が安く見えても、最終的に予想以上の出費になることもあるため注意しましょう。

 

また、毛皮や革など動物由来の素材を含む古着はワシントン条約の規制対象になることがあり、汚れやにおいが強い品は通関で止められることもあります

 

そして、商品明細書には内容や価格を正確に記載することが重要です。不備があると関税計算のミスや遅延の原因になるので、転送サービスの指示を参考にして丁寧に準備しましょう。

 

参考:税関「少額輸入貨物の簡易税率


問い合わせ時に役立つ英語表現

万が一トラブルが起きた際、現地ショップや転送サービス会社に英語で問い合わせる必要が出てくることも。慌てず対応できるよう、覚えておくと安心な英語フレーズをいくつかご紹介します。

 

・Where is my package?(荷物はどこですか?)

・I received a damaged item.(壊れた商品が届きました)

・Can you check the status of my shipment?(配送状況を確認してもらえますか?)

・Please send me the tracking number.(追跡番号を教えてください)

・There is a mistake with my order.(注文に間違いがあります)

 

シンプルな英語でも誠実に伝えれば、ほとんどのショップやサービスは対応してくれます。不安な方は、翻訳アプリを併用するとより安心です。

 

仕入れた古着は宝の山!適切なケアで価値を保つコツを紹介

海外から転送サービスを使って手に入れた古着は、もう二度と出会えない一点物も多く、まさに宝の山です。せっかく手に入れたアイテムを長く楽しむためにも、古着を美しく保つための基本を押さえておきましょう。


自宅での選択前に確認するポイント

海外から届いた古着は、洗う前に状態をしっかり確認することが大切です。まず確認したいのが色落ちや色移りです。目立たない部分を湿らせた白い布で軽くたたき、色が移らないかチェックしましょう。

 

次に、装飾やパーツの有無を見ておきましょう。刺繍やビーズ、レース、などがある場合は、洗濯機では破損の恐れがあります。手洗いや洗濯ネットの活用をおすすめします。

 

また、古着特有のにおいが気になるときは、風通しのよい場所で数日間陰干しするだけでも改善されます。


カビ・臭い・虫から守る収納と保管術

古着の魅力を損なう大きな要因がカビ・臭い・虫食いです。

 

保管前には衣類をしっかり乾燥させましょう。湿ったまま収納すると、クローゼット内でカビが発生する可能性があります。衣類乾燥剤や除湿シートを併用すると安心です。

 

ウールやコットン素材の古着は虫に狙われやすいため、防虫剤の使用も有効です。

 

収納は詰め込みすぎず風通しを確保したゆとりある配置が理想です。シーズンオフの衣類は不織布カバーで包むと、通気性を保ちつつほこりや日焼けを防げます。

 

古着専門店のクリーニングを活用

「ケアに不安がある」「高級素材やビンテージ品を扱いたい」というときは、古着専門のクリーニング店を利用するのもおすすめです。

 

一般のクリーニング店では対応が難しい素材や、縮み・色落ちが心配な衣類でも、古着専門店なら適切な処理が可能です。特にシルクやリネン、ウールなどの天然素材や装飾の多いアイテムはプロに任せたほうが安全です。

参考:fuudee「古着の匂いはなぜ発生する?原因と安全な消臭・予防で快適に着るおすすめガイド」

まとめ│海外から転送サービスで古着を賢く取り寄せるために知っておきたいこと

 

今回は、海外から転送サービスを活用して古着を取り寄せる方法について紹介していきました。転送サービスを使えば、日本に発送してくれないショップの商品も購入できるなど、個人輸入の幅が広がります

 

一方で、関税や輸入制限、配送トラブルなど注意すべき点もあります。適切なサービス選びと事前準備をしっかり行い、届いた後は洗濯・保管・クリーニングで丁寧にケアすることで、お気に入りの古着を長く楽しむことができます。

 

自分のスタイルに合った方法で、海外古着を賢く取り入れてみましょう。

代表取締役 末継 佳大

監修者

株式会社NIPPON47

前職はプロカメラマンとして10年ほど勤務。その後、カメラマンとして独立。タイへの出張時に現タイ法人の代表である日本人と知り合い2019年に同社を創業。当時はタイSAGAWAの代理店として様々な荷物を扱うが、コロナ禍に古着の輸送に特化したサービスを展開し今に至る。現在は、タイ・パキスタン・ドバイの各法人/オフィスと連携を取り合い、日本に拠点をおきながら古着仕入れ・輸出入のサポートを行う。

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私たちNIPPON47は日本・タイ・パキスタン・ドバイに拠点を構え、古着仕入れのサポート、ベール仕入れ、輸出入に関わる業務をサポートしています。

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