【古着デッドとは!?】商品の特徴理解と仕入れ時の注意点を網羅し販売に繋げる
古着の表記で「デッド」とは何を示す言葉なのか?気になる人も少なくないでしょう。
デッドとはデットストックの略称で、売れ残った未使用品を指す用語です。一般的な古着は誰かが一度袖を通した洋服が売られているイメージですが、デッドストックは完全未使用品で希少性が高いという特徴があります。
古着のデッドストックはコレクターにも人気があり、高額になるケースもあるので、販売利益を伸ばすためにも仕入れたい商品の1つです。
失敗のリスクを抑え、古着デッドストックで利益を得るにはメリット、デメリットの理解や注意点を知る必要があるので、商品の情報を深堀しましょう。
目次
古着におけるデッドとは?用語の意味と商品価値を理解しよう

古着用語で、デッドとはどんな意味を表しているのでしょうか?デッドストックは、一般的な古着とは違う特徴があります。
特徴を理解しないまま購入すると、「デッドストックとは呼べない商品だった」という失敗も少なくありません。古着のデッドストックの概要と市場価値を解説します。
デッドストックと一般的な古着の違い
古着の世界で「デッド」は「デッドストック(Dedstock)」の略を指します。長期間売れずに倉庫に眠っていた未使用品で、古着と違い「誰も袖を通していない」のが特徴です。
例えば、70年代のTシャツがタグ付きで残っていたり未使用のミリタリージャケットが見つかるなど、「ブランドが生産したが、流通しなかった」「店舗や倉庫で保管され販売されなかった」などの理由でデッドストックが生まれます。
デッドストック商品の市場価値
古着デッドストックは希少性が高いので通常の古着よりも高い傾向にあります。市場価値は年代やブランド、アイテムによっても変わりますが、コレクター需要もあり、高値が付きやすいのが特徴です。
デッドストックは状態によっても価値が変わり、「タグ付き」「箱付き」「保管状態が良い」などの条件が揃えば、プレミア価格になるケースも少なくありません。
オリジナリティが魅力の古着デッドとは?人気の理由を徹底解説

古着のデッドとは、希少性の高さから一般的な古着より人気があり、高値で取引されている現状があります。古着デッドストックの人気の理由を知ると、相場感が身につくので、仕入れや販売に役立つでしょう。
一般的な古着と違ったデッドストックの魅力を深堀します。
希少性が高く一点物に近い存在
古着のデッドストックはすでに製造、販売されてない商品が残っている状態なので、希少性が高く、プレミア価値を持ちます。
限定感やコレクション性が高く、ヴィンテージ品としても魅力もあるので古着のデッドストックは販売当初よりも高値で取引されるのです。
状態が良く新品に近い
デッドストックは通常の古着と違い、完全未使用品なので、状態が良いという特徴があります。
古着は誰かが使用した後なので、汚れや破損、色落ちなどのリスクを伴いやすくなりますが、デッドストックにはその心配がありません。
ただし、商品の保存状態によっては洋服やアイテムにダメージが加わる可能性もあるので、注意が必要です。
現行品では再現できない雰囲気
古着のデッドストックは、現在売られている洋服では感じられない雰囲気があります。
例えば、「70年代や80年代の空気感」や「販売当時の流行ったシルエット」などが特徴です。
古着でも年代物の雰囲気を持つアイテムが見つかりますが、未使用品の状態で手に入るのがデッドストックの魅力です。
【古着デッドとは?】メリット・デメリットを理解し商品を比較

古着デッドとは?という疑問が解決できたら、メリットとデメリットを理解しましょう。魅力的な古着のデッドストックですが、デメリットの理解も必要です。
仕入れ前に、メリットとデメリット双方を比較し、検討しましょう。
古着デッドストックのメリット
古着のデッドストックには、ユーズド品では得られないメリットがたくさんあります。
・過去の商品が新品同様の状態で手に入る
・生産、販売が終了しているので希少価値が高い
・コレクション、資産価値がある
古着デッドストックは価値が高いというメリットだけでなく、破棄しないので環境面への配慮も期待できるのです。
参考:「デッドストック」が注目される理由とは アパレル業界の問題と取り組み|ELEMINST
古着デッドストックのデメリット
昔の商品が新品の形で手に入るデッドストック商品ですが、デメリットもあるので注意が必要です。
・経年劣化によるダメージのリスク
・欲しいサイズがない
・価格高騰により手に入らない
未使用品のデッドストックですが、倉庫の環境が悪く、保存状態が劣悪だと商品にダメージが加わるリスクもあるので気を付けましょう。
古着デッドとは?仕入れ時の注意点と良質な商品の見極め方

古着デッドとは、プレミア価値も期待できる商品ですが、必ずしも状態が良い商品とは限りません。未使用品とはいえ、劣化していたり、偽物が出回る可能性もあるので注意が必要です。
古着デッドストックの仕入れに失敗しないためにも商品の見極め方を理解しましょう。
未使用品でも経年劣化に注意する
古着デッドストックは未使用品でも、経年劣化による変化に注意が必要です。仕入れるときは保管中に起きる変化も念頭に置いて商品を選びましょう。
例えば、「白シャツは保管中に参加して黄ばみが出る」「スニーカーのゴムや接着剤の劣化」など未使用品とはいえ、長期保管によるリスクがあります。商品を仕入れるときは細部まで商品のチェックをしましょう。
信頼できるショップやセラーからの購入
デッドストックの商品を仕入れるときは、信頼できる場所から購入する必要があります。海外買い付けやフリマでの仕入は「偽物」や「状態詐欺」のリスクも少なくないため、購入する際は注意が必要です。
古着のデッドストックを仕入れる際は、自分の目で確認するか、信頼できる取引先を見つけられるかがポイントになります。良質なデッドストック商品を見つけられると販売実績も向上する期待ができるでしょう。
タグや付属品の有無を確認
古着のデッドストックを仕入れるときは、タグや付属品の確認が必要です。オリジナルのタグがあればデッドストックを示す証拠になったり、市場価値が変わる理由にもなります。
他にも、タグなどの付属品は販売時の信頼性にも影響する点があります。販売する時は、「タグ付き・箱付き」だと購入者に安心感を与えやすいメリットがあるため、事前に確認しましょう。
まとめ|古着デッドとは?特徴や価値を理解し商品を仕入れる
古着デッドとは、未使用品のまま店舗や倉庫に長期間保管された商品を指します。一般的な古着とは違い、誰も袖を通してない「新品の状態」が魅力です。
商品の生産・販売が終了しているので、希少価値が高く高値での取引が期待できますが、仕入れるときは「商品の状態」「偽物の流通」などに注意が必要です。
安心して商品を仕入れるには「信頼できる場所からの購入」が大切になります。NIPPON47では現地のタイ人スタッフや日本人スタッフがショップと直接取引するので、良質な商品の仕入れが可能です。古着の本場タイでの仕入れに興味のある方は気軽にお問い合わせください。
代表取締役 末継 佳大
監修者
株式会社NIPPON47
前職はプロカメラマンとして10年ほど勤務。その後、カメラマンとして独立。タイへの出張時に現タイ法人の代表である日本人と知り合い2019年に同社を創業。当時はタイSAGAWAの代理店として様々な荷物を扱うが、コロナ禍に古着の輸送に特化したサービスを展開し今に至る。現在は、タイ・パキスタン・ドバイの各法人/オフィスと連携を取り合い、日本に拠点をおきながら古着仕入れ・輸出入のサポートを行う。
