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    サスティナブル素材・繊維の古着は需要あり?SDGsと古着市場への影響

    かねてからファッション業界では「3R」が声高に叫ばれてきました。業界では徐々にその波が広がり、SDGsの広まりにより日本でも活発化の動きがみられます。

     

    その流れの中で、「サスティナブルファッション」という素材や、繊維から様々な段階において繰り返し使えるファッションへの取り組みも広まりつつあります。

     

    古着市場においてもサスティナブル素材が注目されています。この記事では、サスティナブルな繊維の特徴や、サスティナブル素材が与える古着市場への影響や需要について紹介します。

     

    環境負荷の少ないサスティナブル素材・繊維が増える服飾業界

    サスティナブルな繊維は、廃棄へと至ってもまた服へと生まれ変わることのできる素材です。そもそもこの動きはどこから広まったものなのでしょうか?

     

    サスティナブル素材・繊維=環境負荷の少ない素材

     

    近年の工業生産品である服飾品は、化学繊維が多く古くなると再利用が困難でした。リサイクルが可能な繊維は天然繊維ばかりで、そのほとんどが高級品です。長く使えるため、リサイクルにもあまり出てきません。

     

    しかし、SDGsの広まりにより、サスティナブルな繊維で作られた生地が服に使われるようになりました。中でも代表的なのがレーヨン・リヨセル・キュプラの3つの生地です。

     

    これらは化学繊維ですが、生分解性があるため土に埋めても微生物が分解してくれます。そのため、再利用はできずとも廃棄時の環境負荷が少ないのが特徴です。

     

    また、ペットボトルなどのポリエステルを分解してできる「エコペット」という生地も生まれています。これらのサスティナブルを目的とした化学繊維は、日々開発されています。

     

    古着となっても需要は高い?

     

    生分解性繊維やエコペットをはじめとしたサスティナブルな化学繊維は、どうしても耐久性に難ありと見られてしまいます。

     

    しかし、これらの化学繊維の服は今までの化学繊維と変わらない耐久性をもっているため、古着としてリユースすることは可能です。

     

    これ以上のリユースが困難になったとしても廃棄においてリサイクルや生分解ができるため、古着市場の循環に乗せるとしてもサスティナブルの流れに反しません。そのため、古着としても需要は高くなります。

     

    サスティナブル素材・繊維を使った古着の国内需要は高まっている

    サスティナブル素材を使用した繊維で作られた服は国内でも需要が高まっています。同時に、古着市場でもサスティナブルファッションの需要は高いです。

     

    では、古着市場においてサスティナブルファッションはどんな立ち位置なのでしょうか?

     

    サスティナブルファッションの波が到来

     

    世界の古着市場で問題になっていたのが「古着として市場に出せない衣服」という課題でした。これらは普通に購入した服と同じくゴミとして処分するほかありません。

     

    しかし、それではゴミとして処分される服は年々増えていきます。現に着用できない古着がゴミとしてアフリカの処分場にうず高く積まれています。

     

    そのため、古着市場においても「たとえ着用できなくとも再利用ができる素材」「処分をすることになっても環境負荷がかからない素材」=サスティナブルな繊維を使用した服であることが必要なのです。

     

    「再生素材は長持ち」というイメージが定着している

     

    もうひとつの背景には「再生素材の耐久性は問題ない」=長持ちするというイメージが定着しつつあるという点が挙げられます。

     

    サスティナブル繊維のひとつであるリサイクルポリエステルは、ポリエステルの耐久性や強度を受け継いだ素材です。

     

    リサイクルポリエステル自体も化学分解によって新たに化学繊維として使用できるため、サスティナブルファッションにおいて利用が広まっています。

     

    サスティナブルファッションの中で拡大する古着市場

     

    サスティナブルファッションにおいて再生可能な化学繊維が広まることは、世界の古着市場で問題になっている最終処分の課題についても解決可能です。

     

    そのため、国内古着市場でもサスティナブルファッションが拡大しています。元々日本は再利用の波が遅れていましたが、現在ではファッションブランドが自社で衣服を回収するなどの活動を始めています。

     

    技術の進化により、服飾業界は環境課題への解決を導き出しつつあります。だからこそ、今後も古着市場のさらなる拡大が見込まれているのです。

     

    【参考:プレジデントオンライン「「世界中の善意がアフリカの産業を殺している」古着リサイクルに秘められた不都合な真実」

     

    サスティナブル素材・繊維の服を古着として輸出入するには?

    では、サスティナブル素材・繊維を利用した服を古着として輸出入するには具体的にどういった点に気をつけるべきなのでしょうか?

     

    化学繊維と天然繊維の違いを理解する

     

    まず、化学繊維と天然繊維の違いを理解することが重要です。初歩的なことに思えますが、これらはリサイクル方法が異なります。

     

    従来の化学繊維であるポリエステルは、化学分解でしか再利用できません。一方、天然繊維は繊維から糸を紡ぎ出し、新たな服に再利用することが可能です。

     

    この2つの繊維は、古着として使用できない場合の処理方法が異なります。また、長く利用できる衣服であればあるほど価値も高くなります。

     

    丈夫さは目視で確認する必要あり

     

    長く利用できる丈夫な古着は、どうしても目視で確認する必要があります。そのため、輸入する場合も人の目で見極めなければいけません。

     

    となると現地買付が理想的ですが、自分で見に行くのには限りがあります。

     

    その問題を解決するなら、現地買付が可能な輸送業者と協力するのがおすすめです。現地に拠点があり、現地での倉庫で買付をできる業者なら安心して古着の輸入ができるでしょう。

     

    タイ・パキスタンでの輸出入ならNIPPON47にお任せ

     

    もしタイ・パキスタンでの古着の輸出入を考えているのであれば、弊社NIPPON47にご相談ください。NIPPON47は現地拠点があり、タイ・パキスタンからの古着の現地仕入れをしております。

     

    また、古着の仕入れ代行も可能です。お客様からオーダーを伺い、ご希望に沿った商品を買付します。

     

    日本からの輸出に関しても海上輸送・航空輸送共に対応可能です。輸送後のコンテナを鉄道輸送に積替え可能なため、全国どこからでも輸出の手配ができます。

    古着の輸出入を考えるときに知っておきたい国際輸送の規制内容とは

    サスティナブルな繊維で環境負荷を軽減

     

    サスティナブルファッションという取り組みの中で、再生可能な化学繊維を使用する動きが活発化しています。それに伴い、服の処理方法がどんどん変わろうとしています。

     

    服飾業界の環境課題については常に議論されており、古着市場においてもそれは変わりませんでした。しかし、今では技術の発展によってそれらの問題は解決に向かっています。

     

    環境負荷が減るサスティナブルファッションは、古着市場において今後は多く展開されるでしょう。古着の輸出入を考える上で注視すべき動きとなるはずです。