ドバイから輸入するにはどうすればいい?3つの方法と関税や費用・注意点について
物販ビジネスで海外から輸入する人が増えています。日本にはないアイテムを取り扱ったり、より安価で仕入れができたり、メリットが大きいからです。なかでもドバイは、インターネット通販が盛んなので、簡単に個人輸入できるといいます。競合他社と差別化できるチャンスですよ。
そこで今回は、ドバイから輸入する方法を詳しくご紹介したいと思います。また、関税など輸入にかかる費用や、注意点もぜひご参考ください。自分にあった仕入れ方法で、輸入ビジネスを成功させましょう。
目次
ドバイから輸入する3つの方法と関税について知っておこう
ドバイから輸入するには次の3つの方法があります。それぞれ関税について通関の流れも知っておきましょう。
①ネット通販サイトで注文する
ドバイには大手のインターネット通販サイトをはじめ、中小規模のプラットフォームもたくさんあります。日本にいながらにしてネット注文すれば、簡単に輸入できるのがメリットです。
ただし、配送エリアに日本が含まれないことがほとんどです。その場合、転送業者を利用すると、注文した商品をいったんドバイにある倉庫に保管し、ある程度まとまったら日本へ発送してもらうことができます。関税や送料も時前に分かりますし、通関も業者がおこないます。
②現地に出向いて購入する
直接ドバイのマーケットで商品を購入する方法もあります。土地勘があって、言語の心配がない人はチャレンジしてみるといいでしょう。ドバイのスークには、まだまだ日本では知られていない珍しいアイテムが埋もれているかもしれません。現地の配送業者に依頼するか、次のハンドキャリー通関で日本まで輸送します。
商業目的でハンドキャリー通関をする場合、課税価格が30万円以下に対して15%の関税が発生します。課税価格とは、商品代金+IATA(輸送費、飛行機を利用するなら航空機のチケット代)+保険料です。空港の税関でインボイスや輸送費の証明となる書類や申告書を提出します。
【参考:HUNADE「知識ゼロからのハンドキャリー(旅具通関)の始め方」】
③輸入代行サービスを利用する
ドバイのマーケット情報に詳しい業者に、自分に代わって輸入してもらうサービスもあります。日本までの輸送手段が確立していることが多いので、重量やサイズが大きい商品も輸入できます。また、配送日数も融通が効くことが多いです。インボイスなど、通関に必要な書類の作成も依頼できるか確認しておきましょう。
ドバイから輸入するさいに関税以外にかかる費用とは?
ドバイから輸入するさいには、関税以外にも費用が発生します。詳しくみていきましょう。
商品代金
海外通販や現地で購入した商品のじっさいの代金です。インボイス作成に必要なレシートは必ず保管しておきましょう。また、金額を偽って申告するのは犯罪行為です。
日本までの送料
通販サイトや転送業者・輸入代行業者を利用したときの国際送料です。また、ハンドキャリー通関をする場合には、航空チケットの代金になります。現地の配送業者に依頼するさいには、民間系ネットワークを利用するよりも、郵便系を利用するほうがコストを抑えることができます。
消費税
海外の商品を購入するさいには消費税が発生します。「(商品の課税価格+関税額)×消費税率」で算出できます。関税率は品目によって異なります。
*商品の課税価格=商品代金×0.6
*関税額=課税価格×関税率
*消費税=課税額+関税額
保険代金
必要に応じて、輸送中の貨物に対する海上保険や輸入後のトラブルに対する保険をかけます。
通関手数料
通関手数料は数百円程度で、関税が無税の場合には発生しません。
ドバイから輸入するさいに注意するべきポイントについて
最後に、ドバイから輸入するさいの注意点をみてみましょう。法律的なポイントをしっかり押さえておかないと思わぬトラブルになってしまいます。
輸入禁止・制限があるものがある
「輸入禁制品」として、輸入できない品目が定められています。麻薬や爆発物、商標権を侵害するものなどです。また、輸入に制限や特別な許可がある品目もあります。ワシントン条約に違反するようなものや、薬・化粧品なども税関にひっかかりやすいといわれています。
税関のホームページでは輸入できないものや規制されているものが詳しく記載されています。輸入する前によく確認しておきましょう。
【参考:税関「輸出入禁止・規制品目】】
個人使用で輸入したものは販売できない
商業目的以外で輸入したものを販売することは法律に違反します。個人使用で輸入するものに対しては税金の優遇措置がとられているからです。ただし、販売目的でも少量なら「小口輸入」として輸入することができます。
ドバイから輸入する方法と関税・注意点のまとめ
ドバイから輸入するには、現地の通販サイトを利用する、直接現地へ行って買い付けする、輸入代行業者を利用する方法があります。それぞれ関税の課税額や通関の方法が異なります。また、関税だけでなく、消費税や保険料などの費用も発生します。
ドバイに拠点をおく輸入代行サービスを利用すれば、日本にいながらにして仕入れができます。さらに、日本までの配送を一貫して任せられると輸入ビジネスがよりスムーズになります。