古着の仕入れにタイをおすすめする理由とは？買い付けから輸送方法・注意点を解説
古着販売は小資金から始められるビジネスとして注目されています。仕入れの方法には、国内の実店舗や通販だけでなく、最近では越境ECから輸入することもできるようになりました。
しかし、古着の仕入れ先はタイがおすすめです。国内仕入れにはない魅力があるからです。競合他社との差別化にもなります。
そこで今回は、古着をタイから仕入れるメリットや仕入れについて紹介したいと思います。また、日本までの輸送方法や、輸入に関する注意点もぜひご参考ください。
目次
古着仕入れにタイをおすすめする3つのメリットとは？
古着をタイから仕入れると、おもにコスト面や品揃えの点で大きなメリットがあります。ここでは3つのメリットをみてみましょう。
日本で購入するより仕入れ値が安い
国内のリサイクルショップなどでは、Tシャツ1枚が安いもので1000円程度で販売されていますが、売れ筋ブランドでは3000円以上することもあります。
しかし、タイの古着マーケットでは、ブランド古着のTシャツが1枚400円程度で入手できます。また、古着ベールなどでまとめ買いをすれば、さらに仕入れ値を抑えられます。
古着集積地パキスタンの種類豊富な古着
タイのマーケットに並ぶ古着は、古着の輸入量世界一のパキスタンから輸出されたものが多いです。パキスタンは、欧米や日本、韓国など世界中から集められた古着の集積地なのです。
タイのバイヤーは、古着市場の上流であるパキスタンから買い付けています。種類豊富な古着を仕入れることができます。
日本人の体型にあうので売れる
また、タイマーケットの古着は、日本人の体型にあったものが多いです。アパレルファッションの売れ行きはサイズにも左右されます。丈直しなどの手間を省くことにもなります。
古着をタイから仕入れるには？現地調達から仕入れ代行まで
古着をタイから仕入れる方法をみていきましょう。仕入れ値だけでなく、必要な手間や経費もあらかじめ把握しておかなくてはいけません。
タイ現地で調達する
じっさいにタイ現地マーケットで仕入れる方法があります。初心者でも行きやすいチャットチャック市場や、近郊の鉄道市場などがあります。また、上級者ならカンボジアとの国境にあるロンクルア市場に挑戦するのもよいでしょう。
ただし、現地までの往復渡航費や滞在費、現地情報の収集、現地語での価格交渉、日本までの輸送についてよく検討しておく必要があります。
基本的に1点ずつピックアップ仕入れですが、お店の人と人脈を築ければ、まとめ買いや希望アイテムの取り置きなどの対応をしてもらえます。
現地のサプライヤーから仕入れる
タイで古着を現地のサプライヤーから直接仕入れる方法です。タイのバンコク近郊には、巨大な古着倉庫が点在しているのです。しかし、倉庫へ行くには予約が必要で、倉庫オーナーとの人脈がないと難しいです。
その場合、現地サプライヤーから古着を輸入している業者の現地アテンドや通訳サービスを利用する方法があります。コストは発生するものの、日本までの配送サービスも提供していることがあります。
効率的な仕入れ代行
販売業務に忙しく現地仕入れが難しい場合には、タイの古着サプライヤーと取り引きがある邦人業者の仕入れ代行サービスを利用するとよいでしょう。
希望のアイテムや数量を伝えるだけで、日本の指定場所まで配送してもらうことができます。また、輸入にかかる書類の作成などサポートもあります。
古着をタイで仕入れるならどんなアイテムがおすすめ？
では、タイの古着マーケットにはどんなアイテムが並んでいるのかみてみましょう。品揃えのよさは他店舗と差別化になるはずです。
冬物が比較的安い
タイの気候は年間を通して暖かいため、古着の中でもジャケットなどの冬物が比較的安く販売されています。日本では需要も高く、Tシャツより1点あたりの単価も高く設定できます。利益率を考えると冬物が狙い目です。
珍しいミリタリーものも
タイの古着マーケットには、ジーンズや柄シャツ、スニーカーなど、アイテムごとに集めれたショップがいくつもあります。なかには、軍物といった珍しいミリタリーのジャケットやパンツを取り扱っていることもあります。日本にめた根強いファンがいるため、高額で売れるチャンスです。
ブランドものを集めた古着ベール
まとめ買いに対応しているショップでは、古着をベール単位で購入できます。人気があるスポーツブランドのTシャツやトレーナーなどがひとつの塊になっています。ただし、中には売り物にならないものや、偽物が混ざっていることもあるようです。信用できるショップから購入するためにも、一度サンプルを確認するとよいでしょう。
古着をタイから仕入れしたらどのように日本への輸送するの？
ここでは、古着を現地タイで仕入れた場合、日本までの輸送方法をみていきましょう。送料がかかることや、通関の流れに違いがあります。
手荷物として運ぶハンドキャリー
古着をタイ現地で買い付けて、スーツケースで手荷物として日本に運ぶ場合、高い送料が発生しないことがメリットです。また、ハンドキャリー通関は比較的簡単で、旅具通関といい、税関で携帯品・別送品申告書を提出します。
しかし、商売目的での輸入では関税がかかります。個人使用の場合と免税枠が異なるからです。一度に運ぶ量が多いと商売目的とみなされやすいので注意しましょう。
お得な現地郵便系輸送サービス
タイ現地の郵便局から発送することもできます。郵便系の配送サービスには、船便や航空便などさまざまなプランがあること、比較的送料が安いことがメリットです。荷物の量や到着日数を考慮して、その都度最適な配送方法を選びましょう。
ただし、一度に送れる荷物の重さやサイズが決まっています。とくに重さは約30kgまでなので、ひとつ60kgを越える古着ベールを輸送するのは難しいでしょう。また、基本的に通関の必要はありませんが、金額によって自分で申告しなければいけないこともあります。
民間輸送サービスクーリエもおすすめ
クーリエは、民間の業者が提供している国際配送サービスです。郵便系と比べると割高になりますが、集荷サービスや細かい時間指定ができるなど、さまざまなオプションがあることがメリットです。また、ほとんどの場合業者が通関を代行しますので、特別な手続きをすることなく、ドアツードアの配送が可能です。
代表的なクーリエ業者は、DHLやUPS、FedExなどです。業者によって重量やサイズの制限や、取り扱いできないものが異なりますので、利用する前に確認が必要です。
NIPPON47の日タイ間ドアツードアの輸送サービスとは？
NIPPON47はタイで古着の仕入れをおこなっております。現地仕入れのさまざまなサポートや仕入れ代行をご利用いただけます。また、日本への配送まで一貫してお任せください。
古着をタイ・海外から輸送するさいの注意も知っておこう！
古着をタイから輸送するさいにはいくつか注意点があります。海外からの輸入に関する知識を身につけておきましょう。
送料が高い
海外からの輸送には高い送料がかかります。仕入れ値と同様にコストを抑えたいものです。古着輸入で輸送費を削減するには、次のような方法があります。
・発送前の検品:お得に仕入れられる古着のベールにはTシャツが100〜200枚程度入っていますが、すべて良品とは限りません。発送前にいちど開封および検品して、売り物にならない古着を省きましょう。NIPPON47では、検品後の不用品買い取りや、再ベール梱包をして発送いたしております。
・特定のルートに強い業者を選ぶ:ほとんどの輸送業者には得意とするネットワークがあり、低コストで提供していることが多いです。日タイ間の輸送には、弊社のダイレクト海上高速便がおすすめです。毎週月曜日出港してから、約14〜16日で到着します。送料はkg単位と大変わかりやすくご提案いたしております。
関税・消費税がかかる
輸入品には関税や消費税、場合によっては保険料がかかります。古着の場合には、中古衣類として基本的な関税率は5.8%と定められています。中古衣類の定義については、明らかに使い古した衣類、個包装されていないもの、寝具は含まれないなど曖昧な部分もあります。一度税関HPで確認するとよいでしょう。
ただし、国と国との間でEPA協定を結んでいる、あるいは、原産地によって特恵税率の対象の場合は無税になります。
【参考:税関「第63類」】
古着はタイから仕入れるのがおすすめ
古着仕入れにタイがおすすめの理由は、種類豊富な商品を安く購入できるからです。現地タイの古着マーケットで買い付けに行くこともできますが、さまざまな経費や手間がかかります。また、日本までの輸送手段や輸送費、関税や通関に必要な書類作成なども知っておかなくてはいけません。
現地サプライヤーと直接取り引きがあるNIPPON47 の仕入れ代行サービスをご利用いただければ、日本にいながらにして、古着をタイから仕入れることができます。ご指定の場所までの輸送も一貫してお任せください。
