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    航空便で輸送するさいのサイズ・重量の制限について知りたい!危険品や生き物・食品についても

     

    航空便輸送にはさまざまな制限があるのをご存知ですか。海外から輸入したり輸出したりするさいは、注意しておかないと思わぬトラブルに遭ってしまうかもしれません。

     

    そこで今回は、航空便のサイズや重量などの制限について詳しく解説したいと思います。航空機や貨物のスペースなどサイズや重量以外の制限についても知っておきましょう。海上便と比べると制約が多いですが、賢く利用すれば輸送日数がよりスピーディになります。

    輸送について

    航空便のサイズ・重量の制限って?航空機の種類と貨物スペース

    まず最初に、航空便輸送で使用される機種についてみてみましょう。航空機自体の大きさも異なりますし、搭載貨物の量も異なります。

     

    航空機の機種は大きく2つ

    航空機は大きく2種類に分けられます。通称ジャンボジェットと呼ばれるボーイング社のB747は、ワイドボディの代表格です。機体の幅が広く高さもあるため、より多くの貨物を運ぶことができます。ほかにも、B777やB787(ボーイング社)があり、搭載できる最大の重量はつぎの通りです。

     

    B747F:100トン(貨物専用)

    B777:20トン

    B787:10トン

     

    もうひとつは、ナローボディの機種です。ボーイング社のB737やB757がそうで、機体の幅がそれほど広くないため、最大搭載重量は5トン程度です。

     

    旅客機・貨物専用機の違いも

    旅客機を使用する場合、客席の下に貨物を搭載します。ロワーデッキといいます。手荷物などと一緒に、宅急便や一般貨物が積載されています。ワイドボディとナローボディがあります。貨物専用はワイドボディが多いです。

     

    貨物専用機はフライターとも呼ばれていて、機種の最後にFがつきます。たとえば、上記のB747Fがそうです。旅客機と比べてスペースが広いので、メインデッキには、高い貨物・長い貨物も載せられます。

     

    サイズ制限は機体のドア大きさによる

    機体のドアの大きさより小さい貨物しか搭載できません。メインデッキ・ロワーデッキの入口の大きさは次の通りです。高さが300cmを超えるものは搭載できませんし、梱包したときの高さは155cmを超えないようにすると間違いありません。

     

    メインデッキ:前方(264×258cm)サイド(340×304cm)

    ロワーデッキ:メイン・後方(264×167cm)

     

    ↓〈船便の場合はコンテナでの荷崩れも考えられる??そのリスクとは?〉

    コンテナの荷崩れはなぜ起こる?リスクを最小限に抑えるためにできること

    航空便のサイズ・重量の制限を決める3つのポイントとは?

    貨物スペースに合わせて重量制限されますが、その他にも要素があります。制限を決める3つのポイントをみてみましょう。

     

    輸送する距離

    重量の制限がシビアなのは、輸送するための燃料を搭載しているためです。輸送距離が遠いほど必要な燃料も多くなります。つまり貨物量は減っていきます。とくに1個あたり4.500kgを超える比重の大きい貨物は制限がかかります。

     

    ULDを使用した搭載

    ULDとは、機体へのダメージを与えないように、貨物スペースにぴったり収めるためのものです。また、貨物の積み降ろしもスムーズにおこなうことができます。主にコンテナやパレットです。コンテナは、段ボールのようなカートンやロール状の貨物に適しています。コンテナの種類・サイズもさまざまです。

     

    また、パレットは、重量がある貨物に用いられ制限があまりないです。ワイドボディには、96インチパレットが用いられ、内寸は305×205cmです。

     

    バルクスペースに搭載

    貨物スペースには、コンテナやパレットを搭載できないバルクスペースもあります。手作業で貨物を運ぶ必要があるため、1個あたり30〜50kgに制限されています。

     

    【参考:HUNADE「航空輸送の様々な制限を解説」

     

    【航空便輸送】サイズ・重量いがいの制限にも注意しよう!

    最後に、サイズ・重量いがいにも注意しなければいけません。貨物の内容です。次のような貨物を輸送するさいはどうすればよいのでしょうか。

     

    専門的な知識が必要な危険品

    爆発性や可燃性のあるものや、人に危害を与えるもの、貨物や機体にダメージを与えるものなどは危険品として輸送できない、適切な梱包や安全な数量などの条件をクリアすれば輸送できます。

    また、航空機が限定されていたりするので、専門的な知識が必要です。運送業者やフォワーダーに問い合わせるとよいでしょう。

     

    生き物は条約にも注意

    パンダやイルカのような動物を航空便として輸送する場合は、専用のゲージや水槽を使用すればまったく問題ありません。

    ただし、ワシントン条約にひっかかる動物の輸送は禁止されています。また、犬のなかでもブルドッグやフレンチ・ドッグなどは輸送環境の影響をうけやすいため断られるケースもあります。

     

    食品について

    食品については、輸出入する相手国に制限あるいは禁止されていることも多いです。商業目的で輸入するさいは、輸出国の検査機関で検査をおこなったうえで食品等輸入届出書を提出し、検疫所での審査および通関などの手続きが必要になることが多いです。また、運送会社の規定で検疫対象の輸送に制限があることもあるようです。

     

    【参考:ジェトロ「航空貨物として輸送できないもの、特別な条件がつくもの」

     

    航空便のサイズ・重量の制限や注意点

    航空便輸送のサイズ・重量の制限は、さまざまな条件で異なります。通常は、航空機専用のコンテナ・パレットを使用して、貨物スペースにしっかり収まるように搭されます。規定を超えるものは貨物専用のメインデッキを使用することも可能です。

     

    航空便で輸送するさいは、サイズ・重量の制限だけでなく、貨物の内容についても注意します。とくに危険品や生きた動物、食品に関する規定をよく確認しておきましょう。