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    航空輸送でもコンテナは利用できる?海上コンテナとの違いや注意点

    コンテナといえば船やコンテナヤードを思い浮かべることでしょう。また、コンテナを運ぶ電車も見たことがあるかもしれません。

     

    船舶や鉄道のものだと思われがちのコンテナですが、実は航空輸送においてもコンテナがあります。ただし、海上輸送や鉄道輸送で使われる一般的なコンテナとは少し違った形状をしています。

     

    それには航空機に合わせなければいけない事情と工夫がありました。この記事では航空輸送に使われるコンテナについて解説します。また、航空コンテナを利用する際の注意点についてもあわせて紹介します。

     

    航空輸送と海上輸送でのコンテナの違いはサイズ?形状?

    航空輸送と海上輸送のコンテナは、見比べてみるとまったく違います。一般的にコンテナと言われて思い浮かべるのは海上輸送のコンテナでしょう。では、海上輸送と航空輸送のコンテナはなぜ違うのでしょうか?

     

    航空輸送用コンテナは航空機に適した形状

     

    船舶に積まれる海上輸送のコンテナは、均等に高く効率的に積むことが優先された設計で作られています。

     

    一方、航空輸送用のコンテナは航空機に適した形状をしています。その形はさまざまで、外側を大きくカーブしているものもあります。

     

    また、全体的に航空輸送用のコンテナのほうが小さく、軽い素材で作られていることが多いです。

     

    最大積載量の違い

     

    航空輸送と海上輸送のコンテナは、大きさが違うだけでなく積載量もまったく異なります。

     

    船舶用コンテナ 航空輸送用コンテナ
    サイズ 20フィート型

    6.09mx2.43mx2.59m

    航空コンテナ標準

    3.17mx2.43mx2.43m

    コンテナ積載量 約10,000台

    (船体長さ350mの場合)

    約40~50台

    (貨物船用航空機の場合)

    コンテナ容量 約25立方メートル 6.9立方メートル

     

    比べてみるとこんなにも違いが出ます。標準的な航空コンテナは、標準的な船舶コンテナの半分ほどしかありません。

     

    どうしてこんなにも違いが?

     

    どうして両方のコンテナにこんなにも違いが出たのでしょうか。言ってしまえば「載せる乗り物が違うから」というのが答えになります。

     

    航空機は基本的に円筒形をしています。その中で均等に、なおかつ効率よく詰みこむには、小さくて貨物スペースにぴったりフィットする形状でなければいけません。

     

    そしてできるだけ多く荷物を積み込めるように軽い素材でなければいけません。すると大型化した場合耐久性に難が出ます。そのために航空コンテナは小さく作られているのです。

     

    【参考:西日本鉄道株式会社「航空コンテナ」

     

    航空輸送ではコンテナとパレットの使い分けが可能!どう分ける?

    航空輸送で利用できるのはコンテナだけではありません。パレットと呼ばれる、コンテナを利用しない輸送方法もあります。

     

    貨物の保護にはコンテナが有効

     

    航空機の積載方式は「ユニット・ロード・デバイス(ULD)」と呼ばれています。ULDは「パレット・ローディング」と「コンテナ・ローディング」の2種類に分けられており、航空コンテナはコンテナ・ローディングに該当します。

     

    コンテナは貨物の保護に適しているので、衝撃に弱い貨物や冷凍・保冷などの用途に向いています。

     

    また、衣類を運ぶ際には「ガーメント用コンテナ」も用いられます。これは衣服をハンガーにかけたまま運ぶことができる段ボール材のコンテナです。運送中のシワや型崩れを防ぐことができます。

     

    保護が必要でない場合はパレットも使われる

     

    一方でコンテナでの保護が必要のない貨物の場合はパレットが利用されます。貨物はパレットに載せられ、まとめてネットとカバーがかけられます。

     

    衝撃に弱い貨物はネットがかかった際に潰れる場合があります。パレットには積載できないため、自動的にコンテナ・ローディングになります。

     

    しかし、パレットには専用の梱包費がかかるというデメリットがあります。カバーをかける、または積載した際の圧力に貨物が負けないよう梱包しなければいけないからです。

     

    容量が少ない?航空輸送でコンテナを利用する際の注意点

    航空輸送ではコンテナとパレットの2つが選択できます。しかし、どちらも最大積載量が海上輸送よりも少ないです。その上、注意しなければいけない点もいくつかあります。

     

    コンテナ・パレットに積載できないもの

     

    航空会社の定めた規定以外にも、コンテナ・パレット共に積載できないものがあります。それは動物と超大型機械です。でもこの2つは通常取り扱わないですよね。

     

    他にも1枚のパレットに載せきれない長い貨物は航空輸送で取り扱うことができません。長辺が約5m以上が目安です。高さ制限もあるので、貨物の大きさには気をつけなければいけません。

     

    予定便に積み込めないことがある?

     

    時間厳守のイメージが強い航空機ですが、貨物に関しては予定便に搭載できない場合があります。それには以下の原因が考えられます。

     

    • 高さがあるため旅客機に積めず、貨物機を待つことになる
    • 貨物機にしか積めないのに貨物機の便数が少ない

     

    航空輸送の貨物は旅客機でも運ばれることがよくあります。しかし、旅客機の貨物スペースは高さ制限があるので、それを越えると貨物機でしか運べません。

     

    貨物機は便数が少ない都市が多いので、必然的に輸送の遅れが生じます。

     

    航空輸送の貨物が不安ならNIPPON47にご相談ください!

     

    貨物の輸送遅れが生じないように、梱包方法や大きさの確認は重要です。弊社NIPPON47では、そういったリスクを未然に防げるように、あらかじめお客様とヒアリングをしています。

     

    お客様の不安をひとつでも多くなくすため、輸送をする前の打ち合わせや確認は大事です。もし航空輸送で不安があるなら、弊社にご相談ください。

    コンテナを使った輸送のメリット・デメリットとは?FCL・LCL(混載)の使い分けも

    航空輸送に使用されるコンテナのまとめ

     

    航空輸送のコンテナは海上輸送のコンテナに比べると重量やサイズの制限が多いです。それは航空機で安全に輸送するためにコンテナが最適化されたためです。

     

    海上輸送には海上輸送の、航空輸送には航空輸送の強みがあります。どちらのコンテナも、目的に応じて選べるようになるとますますビジネスの幅が広がることでしょう。

     

    航空輸送、海上輸送どちらにおいても、輸送の不安がある場合は弊社NIPPON47にぜひご相談ください。高速海上輸送や航空機輸送についても全力でサポートさせていただきます。