アフリカから古着を仕入れて利益を出すポイント！多様な取引先でライバルとの差別化を

「アフリカからの古着仕入れに興味がある」「アフリカで流通している古着は？」「どこで仕入れをすればいい？」このような古着販売に関する悩みを抱える方も少なくないでしょう。

 

海外から古着を仕入れて販売する時、欧米や東南アジアを選択するケースが多いですが、アフリカから入手する方法もあります。アフリカにはドバイで仕分けられた良質な古着が流通するので、手頃な値段で掘り出し物が見つかる可能性も期待できるのです。

 

仕入れ先が広がれば、ライバルとの差別化も図れるので、アフリカ仕入れの基礎知識や注意点を解説します。

 

アフリカから古着を仕入れるメリットは？他国との特徴を比較

アフリカ仕入れは他の国との取引では得られないメリットもあります。日本では流通しないアイテムが低コストで手に入るので、ライバルとの差別化も期待できます。事業の独自性を伸ばすきっかけにもなるため、アフリカ仕入れのメリットを深堀しましょう。

 

多様なアイテムが低コストで入手可能

 

アフリカには、日本やアメリカなどの先進国で破棄されるはずだった衣類が集まるので、現地での単価が低い特徴があります。古着は先進国から直接アフリカに輸出されずに、ドバイで仕分けられた商品が流通するので、商品の品質にも期待することが可能です。

 

仕入れコストを安くしたい人は、ベール単位で購入すると１着あたりの値段が安くなるので検討してみるのも良いでしょう。

 

掘り出し物が手に入る可能性

 

アフリカには欧米ブランドの古着や、ヴィンテージアイテムが流通している可能性があります。ドバイで仕分けられた先進国の古着が集まるので、ナイキやアディダスと言った「スポーツブランド」やトミー、ラルフローレンと言った「ハイブランド」の商品の入手も期待できるでしょう。

 

しかし、掘り出し物を見つけるのも容易ではなく、品質の悪い商品を購入するケースもあるので注意が必要です。

 

ライバルとの差別化が可能

 

海外からの古着仕入れは、東南アジアや欧米、ヨーロッパで行われるケースが多いので、アフリカからアイテムを入手すればライバルとの差別化が図れます。他国では流通してないデザインの古着を商品ラインナップに並べると消費者の目に留まりやすい利点があります。

 

海外からの仕入れはアフリカまで視野を広げると、独自性を持ったビジネスが展開できるでしょう。

 

アフリカから古着を仕入れる具体的な方法と失敗を避ける注意点

アフリカから古着を仕入れるには、現地で直接仕入れる方法とオンラインで取引を行う選択があります。どちらもメリット、デメリットがあるので事業規模や目的に合わせて柔軟に対応する必要があるでしょう。

 

古着を仕入れるときは、失敗をさけるポイントもあるので合わせて解説します。

 

現地市場や倉庫から直接仕入れ

 

アフリカから古着を仕入れる場合、現地の卸売場で直接購入する方法があります。アフリカ各国には大規模な古着市場があり、輸入された大量の古着が販売されています。

 

・ガーナ：カンタマント市場

・ケニア：ギコンバ市場

・ウガンダ：オウィノ市場

 

現地に行けば、商品を直接手に取れるので粗悪品を購入するリスクが低くすみますが、渡航コストや業者探しに手間取る可能性もあるので注意が必要です。

 

代行業者を利用すると安心

 

アフリカに直接出向くのは、手間もコストもかかるので、初心者はオンラインでの取引がおすすめです。輸入代行業者を利用すれば、買い付けや交渉、輸送手続きなどを一括して任せられるので、安心して販売に集中できるメリットがあります。

 

仲介手数料を支払う必要があるので、自分で交渉するよりコストがかかりますが、「手間や時間をかけたくない」という人は輸入代行を利用しましょう。

 

輸送コストを抑える工夫は？

 

古着販売をする時は、商品代金だけでなく、輸送コストを抑える工夫が必要です。商品が安いからという理由で購入しても、配送料が高くついてしまい、売り上げが残らなかったということも起こりかねません。

 

輸送コストを抑えるポイントがいくつかあるので、自分の事業規模の大きさによって選択しましょう。

 

・コンテナ単位で輸送

・ベール（圧縮梱包）で購入

・混載便を利用する

・航空便より船便を使用する

・輸入代行業者を利用する

 

輸送コストを抑えるには、海上便で大量の古着を一度に輸送するのがポイントです。輸入代行業者によっては、独自の輸送方法で安くなる場合もあるので一度問い合わせてみましょう。

 

 

アフリカ仕入れのポイントは？在庫リスク軽減と多様な販売ルート

アフリカ仕入れと古着販売を失敗しないために、いくつかポイントを理解しましょう。定期的には、テスト販売の繰り返しや、仕入れ業者の選び方が重要です。

 

他にも販売先を日本に限定しないのも事業の幅を広げるために大切なので、東南アジアに再販売する方法も解説します。

 

スモールスタートでテスト販売

 

アフリカで仕入れた古着を販売する時は、テスト販売を繰り返しながら徐々に事業を広げましょう。いきなり大量仕入れで販売すると、在庫を抱えたり、キャッシュフローが悪化する可能性があります。

 

他にもアフリカ市場で出回っている古着の品質を見極めたり、売れ行きやニーズを確かめるのが大切です。トライ＆エラーを繰り返しながら、古着の販売価格、ターゲット層などを細かく決めて事業成功に繋げていきましょう。

 

信頼できる仕入れ先を見つける

 

アフリカから古着を仕入れるときは、信頼できる業者と取引するのが重要です。取引相手を誤ると、「粗悪品」や「代金持ち逃げ」などのリスクもあるので注意しましょう。仕入れ先は以下のポイントに注意しながら選択するのが大切です。

 

・業者の取引実勢を確認

・現地の日本人や日本企業から紹介してもらう

・仕入れ代行業者に任せる

 

海外で信頼できる業者を探すのは大変なので、現地の日本人スタッフの協力を得ながら話を進めましょう。信頼性が担保されるまでは、大量仕入れなどの大口契約は避けるのが無難です。

 

東南アジア向けの再輸出

 

アフリカで仕入れた古着は日本だけでなく、東南アジアで販売する方法もあります。日本では需要がない古着も東南アジアではニーズが高いケースもあるので、幅広い販売先を持つのもポイントです。

 

東南アジアでは、Tシャツやデニム、スポーツ系が人気なので日本で売れない商品にニーズがある可能性があります。オンラインでは「Shopee」などの越境ECモールを利用すると、日本にいながら東南アジアに向けて商品が販売できるので、興味のある人は検討しましょう。

 

参考：欧州環境庁(EEA)「欧州の循環型経済におけるEUの中古繊維の輸出」

 

まとめ｜アフリカ仕入れのポイントを理解して利益を安定させる

 

海外から古着を入手するとき、アフリカを仕入れ先として選択する方法もあります。アフリカには、ドバイで仕分けられた良質な古着が流通するので、個性的なアイテムが見つかる期待もできるでしょう。

 

アフリカから古着を仕入れる方法は、現地での取引か、オンラインでの購入になります。事業が小さいうちは仕入れ代行業者などを利用しながら、徐々にアフリカからの仕入れに慣れるといいでしょう。

 

古着販売で失敗しないためにも、仕入れ量を調整したり、テスト販売を繰り返すことが大切です。在庫を抱えるリスクを最小限に抑えながら安定した利益を生み出しましょう。