【2025年最新版】国際小包料金を比較!最適の配送方法で輸送コストを削減
海外に荷物を発送する方法の1つに国際小包という方法があります。国際小包の配送料金は、荷物のサイズや重さによって異なりますが、配送会社によっても値段が違います。
輸送コストを抑えることができれば売り上げも高くなるので、配送料金の理解は必要不可欠です。国際小包の配送料金や配送コストを抑える具体的な方法まで解説します。
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国際小包の料金を比較する前に!国際輸送の基礎知識を復習
国際小包の配送料金を比較する前に、国際輸送の基礎知識を復習しましょう。国際小包に関する知識が不十分な状態では、荷物を送ることができなかったり、予想以上に配送料がかかるかもしれません。
予期せぬトラブルが発生しないよう、国際小包の規定やルールを理解しましょう。
国際小包とは?
国際小包とは国外に荷物を輸送する方法の1つです。重量物や大きな荷物の配送時におすすめで、船便や航空便を利用します。国際小包以外にも、次のような配送方法があります。
・小形包装物(日本郵便)
・書類パック(ヤマト運輸)
※書類パックはB4サイズ以内
荷物のサイズによって、最適な配送方法が変わってきます。配送料金を抑えるためにも、配送方法の種類を覚えておきましょう。
国際小包の重さとサイズ
国際小包の重量、サイズは配送会社によって違うので注意してください。サイズオーバーや重量オーバーが見つかると荷物を送ることができず、梱包をやり直す手間がかかります。
<国際小包の重さとサイズ>
日本郵便:長さ1.5m以内、長さ+胴回り3以内、重量30kまで
ヤマト運輸:高さ+幅+奥行の合計が最大160㎝以内、重量25kgまで
佐川急便:高さ+幅+奥行の合計が最大260㎝以内、重量50kgまで
国ごとに荷物の規定が変わる場合もあるので同時にチェックしましょう。
国際小包で配送できないもの
国際輸送では法律や条約によって配送できないものが決まっているので、事前に把握する必要があります。荷物の中に配送できないものが含まれていれば配送不可能となるので注意してください。
<国際小包で配送できないもの>
・香水
・ヘアトニック
・マニキュア
・電子タバコ・
・モバイルバッテリー
・アルコール
・スプレー缶
※アルコール濃度24%以上は不可能
輸送する国によっても禁止製品が異なるため事前に調べる必要があります。「送り先の国名+禁制品」で調べてみましょう。
<内容品記載例>
おもちゃの場合:toy (no battery)
化粧品の場合①:Cosmetics face lotion(no alcohol)
化粧品の場合② lipstick(noalcohol)
上記のように内容品を具体的に記載すると、返品や遅延のリスクを減らせます。国際小包を送るときは十分な準備を行いましょう。
参考:日本郵便「禁制品 – 国・地域別情報(国際郵便条件表) 」
国際小包の輸送方法と料金を解説…最適な輸送方法を選択しよう
国際郵便で国際小包を送る方法は4つあります。それぞれメリットやデメリットがあり、料金に違いが出るので自分の目的に合った方法を選びましょう。輸送方法の特徴を知らないと思ったより時間がかかったり、輸送コストが高くなるかもしれません。
最も安い船便
船便は最も料金が安い配送方法です。安く、大量の荷物を送りたいという方におすすめのサービスです。しかし、到着まで1〜3ヶ月と長い時間がかかるデメリットがあります。他にも船便特有の注意点があるので紹介します。
・食料品は賞味期限が長いものを選ぶ
・気温差が激しいので劣化しないものを選ぶ
・輸送機関が長いため、頑丈な段ボールや段ボール内に緩衝材を入れ荷物を保護する
船便では到着まで時間がかかる点から、洋服や日用品を輸送するのがおすすめです。輸送期間が長いだけでなく、気温差が激しいという環境の変化に配慮して輸送する荷物を選びましょう。
2番目に料金が高い航空便
航空便は配送料金が高いものの、早く到着するメリットがあります。食品など、早めに送りたいものは航空便を使うのがおすすめです。早く届けたいものは航空便を使い、日数に余裕があるものは船便を使うなどして使い分けましょう。
航空便より安いSAL便
SAL便は別名エコノミー航空便とも呼ばれ、航空機の空きスペースを利用した配送方法になります。航空便より安く、船便より早い中間的な配送方法です。
荷物到着まで約6〜13日かかりますが、国によって予定より配送日数を要する場合があるため事前に確認しましょう。
最も料金が高いが配送が早いEMS
できる限り早く荷物を届けたい方はEMSがおすすめです。EMSとは国際スピード郵便のことで、国際郵便の中でも最優先で配送される特徴があります。書類や荷物など料金が高くても早く送りたいものがあるときの利用がおすすめです。
他にもEMSにはクールEMSと呼ばれるサービスもあります。外気に触れないよう配慮された状態で、冷蔵(0〜10度)、冷凍(-15度以下)の荷物を海外に送ることができます。
クールEMSを利用すれば、食品の劣化を最小限に防ぐことができるので、食料品でも安心して海外に送ることができるでしょう。
国際小包を輸送する大手3つの配送会社|を比較!料金と特徴は?
国際小包を輸送する時に利用される配送会社を紹介します。配送会社によって料金や特徴、強みが異なるので、輸送される荷物ごとに会社を使い分けるとコスト削減に繋がります。大手3つの配送会社を比較、検討してみましょう。
日本郵便【国際郵便】
国際小包を送るときに一番利用されるのが日本郵便が提供してる国際郵便です。日本郵便の特徴は、船便があることです。荷物の到着まで時間を要しても問題ないという方は船便を利用することで利用料金を安く抑えることができます。
「船便よりも早く届けたい」方は、SAL便を利用すれば他社の航空便より料金を安くできるので検討しましょう。
ヤマト運輸【国際宅急便】
ヤマト運輸で提供されている国際宅急便を利用すれば、国際小包を配送することができます。ヤマト運輸では、配送をゾーン(地域)ごとに分けて届ける仕組みがあり、ゾーンごとに料金も異なります。
<国際宅急便の配送地域と所要に日数>
・ゾーン1:韓国、台湾、香港(日数3日~11日)
・ゾーン2:オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、インドなど(4日~13日)
・ゾーン3:イギリス、フランス、ドイツなど(5日~13日)
・ゾーン4:上記3つのゾーンに含まれない地域(4日~13日)
ヤマト運輸の国際宅急便は日本郵便の航空便と比べても料金が安い特徴があります。
<配送料金の例(韓国への配送)>
ヤマト運輸:2050円
日本郵便(船便):2200円
日本郵便(SAL便):2500円
日本郵便(航空便):2750円
※60㎝、2㎏の荷物を配送した場合
小さい荷物を運ぶときはヤマト運輸を利用するのが一番お得です。しかし、荷物のサイズや重さが変わってくると日本郵便の方が安くなるケースがあるので注意しましょう。
佐川急便【飛脚国際宅配便】
佐川急便でも国際小包を発送できます。世界220以上の地域を8つの区分に分類して荷物を届けるサービスが特徴です。佐川急便では、荷物をスモールパーセン(ビジネス小荷物)とドキュメントクーリエ(ビジネス書類)の2つに分類して荷物を配送します。
10kgの荷物を配送する時の料金と、所要時間は以下のとおりです。
<配送料金の例>
・韓国:33880円、3~4日程度
・アメリカ:33880円、3日程度
・フランス:38060円、3~4日程度
例えば韓国に同じ重さの荷物を配送したとき、日本郵便は8350円、ヤマト運輸は8700円と佐川急便の料金が高いです。佐川急便は個人より法人向けの配送で料金設定が高い特徴があります。国際小包の料金を抑えたいという人は、日本郵便かヤマト運輸を選ぶのが無難です。
国際小包の料金を安くする方法は?コスト削減により利益を増やす
国際小包は荷物のサイズや重さによって配送料金が変わってきます。無駄に配送料金が高くなってしまっては売り上げが思うように伸びない原因になってしまうため、料金を安くする工夫を知っておきましょう。
梱包サイズを小さくする
国際小包の配送料金を抑えるために、荷物のサイズを小さくするように心がけましょう。荷物のサイズが大きくなれば配送料金が高くなり、売り上げを圧迫する原因になります。
荷物を保護するために緩衝材を多く入れたくなりますが、緩衝材の入れすぎは荷物が大きくなってしまうので気を付けてください。強化段ボールを使用することで梱包サイズを小さく保ち、配送料を抑えることができるので賢く利用しましょう。
梱包サイズを分割する
日本郵便では、2㎏の荷物は小型包装物として送れます。例えばアメリカに6kgの荷物を国際小包として送れば16700円かかりますが、小形包装物3つなら14460円と2240円安くなります。
売り上げ増加のために、配送する荷物を分割して送ることができるか検討し輸送コストを最小限に抑える努力をしましょう。
配送会社独自の割引きサービスを利用する
国際小包の配送料金を抑えるために会社独自の割引サービスを利用しましょう。割引サービスの詳しい内容を解説します。
<ヤマト運輸のにゃんPAY>
・ヤマト運輸公式アプリから登録
・金融機関口座からチャージして支払い
・12%の割引が受けられる
<日本郵便の割引>
・国際小包の配送する数に応じて割引が受けられる
・1度に10個以上配送すれば10%割引
・1度に50個以上配送すれば20%割引
ビジネスで売り上げを伸ばすときは、必要経費を最小限に抑える工夫が必要です。配送会社独自の割引サービスを覚えておきましょう。
まとめ|国際小包の料金を比較して輸送コストを賢く削減しよう
売り上げを多く残すためにも、国際小包を送る料金を抑える工夫が必要です。配送方法と、配送会社の理解を深め経費削減を目指しましょう。
配送方法は船便と航空便があります。到着が遅くても料金を抑えたい人は船便を、料金が高くなっても早く届けたい人は航空便を利用しましょう。
国際小包は配送会社ごとに可能な重さやサイズが異なるので、送る荷物によって柔軟に対応できるようにしましょう。配送料金を抑えたい時は、荷物のサイズ、細分化、決済サービスの利用で輸送コストを削減できます。
国際小包の輸送方法や配送料金を抑える方法を知ると、ビジネス成功の第一歩になることでしょう。