LCLは個人規模の輸出入で使える手段|コスト・時間を削減するコツも
ECモールの増加により、海外に商品を輸出したり、海外からアイテムを輸入する方が増えています。輸出入を伴うビジネスにおいて大事なのが、輸送方法です。輸送方法選びを失敗すると、配送コストが大きくなったり、時間を無駄にしてしまったりするかもしれません。
この記事では、個人で輸出入を伴う物販をしている方向けに、LCLという輸送手段をご紹介します。他の輸送手段と比較して、その時の荷物に応じてコストを削減できる方法を選べるようになりましょう。
また、輸出入に慣れないと、時間がかかるのが通関手続きです。貴重な時間をうまく使える方法を知ると、ビジネスが拡大していくことでしょう。
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なぜLCLは個人規模の輸出入におすすめなのか?何かを解説
国際輸送の方法は様々で、配送する荷物やビジネスの規模によって選び方が変わります。LCLは個人規模での輸出入にオススメの方法です。どのような輸送手段なのか、LCLの利用がおすすめな人も交えてご紹介します。
LCLとは何?
船便を利用する場合、コンテナに荷物を載せます。LCLとは、コンテナ1つを貸し切るのではなく、複数の荷主と一緒にコンテナをシェアして輸送する方法です。コンテナ1つ分の荷物はないけれど、小包にする量ではない、個人規模のビジネスに向いています。
LCLのメリットとデメリット
LCLのメリットは、コンテナを満杯にしなくても利用できる点です。コンテナの大きさは20フィートまたは40フィート、積載量の目安は約25トン〜27トンとなります。これだけの荷物を輸出入するのでなければ、1つのコンテナを貸し切ると割高になるのです。
コンテナが満杯にならないと出航しなかったり、荷主ごとの通関手続きが必要だったりするため、配送に時間がかかるのがLCLのデメリットです。荷物は混載のため、紛失や破損の可能性もあります。
LCLの利用がおすすめな人
LCLは、少量の荷物をできるだけ安く輸送したい人にオススメの方法です。例えば、古着やアパレルの販売、雑貨や小型の家具などの輸送に向いています。一度の配送量が多くない場合や配送ごとに量が変動する場合でも、コストが安定しやすい方法です。
輸送方法はLCL以外にもある?FCLと小包配送を比較
LCLの特徴をご紹介しましたが、他にも輸送方法があります。ビジネスの規模によってコストを抑えられる輸送方法は異なるため、様々な種類を知っておきましょう。FCLと小包配送を比較します。
FCLは大量輸送向き
FCLは、コンテナを1つ貸し切る方法です。LCLと違い、他の荷主との混載がないため積み替え作業がなく、輸送スピードが速いです。コンテナを満杯にするほどの荷物を輸送する場合や、大きな荷物を配送したい場合に利用するのが良いでしょう。
LCLに比べて通関手続きがシンプルで、トラブルが少ないのもメリットです。ただし、コンテナが満杯にならないと、割高になってしまいます。荷物が少ないかもしれないと思う場合は、事前に見積もりを依頼しましょう。
小包配送は少量の荷物に便利
LCLやFCL船便なのに対し、小包配送は航空便です。そのため、発送から到着までが数日〜1週間程度とスピーディーな特徴があります。1箱から配送が可能なので、少量の荷物を早く届けたい場合にオススメです。
ただし、小包配送は大きく・重くなるほど料金が高くなります。ダンボール箱を10箱以上送る場合や大きい荷物は、LCLまたはFCLを利用しましょう。
荷物による配送方法の選び方
LCL・FCL・小包配送を比較すると、荷物によって適切な配送方法が違うことがわかります。時間がかかっても大丈夫な大型・大量の荷物は、船便であるLCLまたはFCLがオススメです。
コンテナがいっぱいになるほどの荷物がある場合は、FCLを利用しましょう。少量で素早く送りたい場合は、小包配送が適しています。その時々の事業規模に応じて、配送方法を選びましょう。
【コスト削減のコツ】LCLを使って安く輸出入するには
ビジネスで利益を出すために、輸送費は安く済ませたいものです。LCLは個人規模でのビジネスでコスパの良い方法ですが、工夫できる方法を知っていると、より安く済ませられます。荷物の梱包の工夫や通関手続きをスムーズにするコツを実践してみましょう。
送料を抑える荷物の工夫
LCLだけではなく、他の配送方法も同じですが、荷物は小さくて軽い荷物が安くなる傾向があります。服や雑貨などのアイテムは、梱包の仕方を工夫しやすいです。次のような梱包をしてみましょう。
・箱の中は隙間をなくす
・軽い箱を選ぶ
・つぶしても大丈夫なものは圧縮する
また、LCLはコンテナ内の占有スペースで料金が決まるため、積み方を工夫すると料金を抑えられます。箱のサイズを均一にしたり、積み重ねができる梱包資材を利用しましょう。
通関手続きをスムーズにする
通関手続きで書類の不備があると、追加で書類作成をする費用がかかります。よくあるのは、インボイスやパッキングリストの情報に誤りがある場合や、品目の記載が曖昧だったりする場合です。
また、通関では無作為に荷物をチェックするランダム検査があります。この検査の対象になると、追加料金が発生する場合があるのです。ランダムなので、誰でも対象ですが、食品・化粧品・電化製品は検査対象になりやすい傾向があります。
通関手続きに慣れないうちは、事前にフォワーダーや税関代行業者に書類や規制対象品目にならないかをチェックしてもらうと安心でしょう。
フォワーダーの料金比較を行う
フォワーダーや輸出入先の国によって、配送料金が変わります。基本運賃や手数料の違いや輸送ルートが異なるためです。そのため、同じ荷物でも次の基準でフォワーダーの比較をしましょう。
・基本料金
・手数料
・追加サービス
・輸送ルート
輸出入に慣れないうちは、3社の比較がオススメです。利用しているうちに、ご自身のビジネス形態に合ったフォワーダーを探せるようになるでしょう。
参考:税関「1112 輸入貨物についての税関検査(カスタムスアンサー)」
【時間を削減】LCLでの輸出入をお任せできるサービスがある
輸出入に不慣れなうちは、LCLを利用する手続きに時間がかかるかもしれません。時間がかかりすぎると、コストが削減できてもビジネスに活かせる時間が減ってしまうので、逆効果です。時間を削減したい場合は、LCLの輸出入を代行できるサービスも検討しましょう。
個人で輸出入をする難しさ
最近ではインターネットの普及で輸出入ビジネスのハードルが下がったいっぽうで、通関手続きや関税の計算が複雑で個人のみでの手続きが難しい現実があります。品目によって関税がかかるかどうかが変わったり、関税分類コードが複雑だったりします。
通関手続きの知識がないと、ご自身で調べる時間がかかったり、実際に通関で荷物がストップしてしまったりするのです。
また、ランダム検査の対象になると、検査に立ち会わなくてはなりません。個人でビジネスをしている人にとって、検査の立ち会いに行くと時間や費用がかかってしまう点も、輸出入の難しさです。
輸出入代行サービスがある
手続きに時間をかけたくない方は、輸出入代行サービスを利用しましょう。フォワーダーに代行サービスが含まれている場合があるため、活用するのもオススメです。サービスによっては、トラブル時の対応や保険の手配なども対象になります。
通関の手続きの知識がなく、LCLを使った輸送をスムーズに行いたい方にオススメの時短方法です。
タイと日本の物流はお任せください
弊社は、タイと日本の物流を行っております。出港は毎週月曜日で、LCL・FCLともに利用可能です。弊社がコンテナを1つ貸し切っているLCLのため、他社様との混載ではありません。お客様のご要望に柔軟に対応できます。
航空便や高速海上便など、他の輸送も行っておりますので、ビジネスの規模やご要望に応じて最適な方法をご提案いたします。
また、通関の書類手続きやランダム検査の立ち会いの代行も行っているため、お客様が時間と費用をかけて税関まで行かなくても済みます。通関の知識があるスタッフが立ち会い、荷物が必要以上に処分されるのを防げるのも特徴です。
まとめ|LCLでコストや時間を削減!個人規模の輸出入ビジネスで工夫できるコツ
LCLの特徴や国際輸送のコスト・時間を削減するコツをご紹介しました。LCLは複数の荷主とコンテナをシェアして海上輸送する方法で、コストの面から個人規模での物販や輸出入ビジネスに向いています。
FCLはコンテナいっぱいに荷物を載せる方法で、たくさんの荷物がある場合にはコストパフォーマンスは良いです。小包配送は、少量の荷物を早く送りたい場合に利用しましょう。
弊社では、日本とタイの物流を行っており、LCLだけでなく、FCLや航空便・高速海上輸送が利用できます。面倒な通関手続きも代行できますので、お気軽にご相談ください。