ロンクルアは古着購入におすすめのマーケット! 特徴や注意点を解説
タイやタイに隣接するカンボジアには、街のあらゆるところに大小さまざまな市場があり、人々の生活に欠かせない存在となっています。
タイとカンボジアの国境付近にあるロンクルアにも巨大な市場があります。ロンクルア市場は、衣類や雑貨の倉庫業者も多いので、特徴や注意すべきポイントを知っておくとお買い得品の大量購入にもつながるでしょう。
今回は、タイのさまざまな市場のなかでも、ロンクルアで古着を仕入れるメリットや注意点についてご紹介します。
目次
ロンクルアってどんな市場? 古着だけでなく自転車やコスメも揃う
ロンクルアは、特に古着が多く揃っている市場ですが、古着以外の商品も豊富にあり、深い歴史をあわせ持っています。ロンクルアの歴史について知っておくと仕入れもより楽しく行えるでしょう。
ロンクルア市場とは
ロンクルア市場は、バンコク(タイ)とカンボジアの国境付近に位置する仕入れ業者御用達の古着も多いマーケットです。
バンコクにある仕入先よりもコスパ良く仕入れできたり掘り出し物も多く、「古着の一大集積地で値段は信じられないほど安い」といった声もある評判が高い市場です。
ロンクルア周辺の市場にも古着屋はありますが、店舗数で言えばロンクルア市場がダントツで多く、タイダイTシャツやデニム、アーミーグッズなども豊富です。
韓国からの支援物資が根付いた
ロンクルア市場には、古着だけでなくスニーカーも豊富に取り揃えられています。主に韓国から来たものが多いですが、中国やパキスタンなどのルートもあります。
その理由としては、もともと韓国がカンボジアに支援物資としてアジア各地から集められたスニーカーを無償提供していたことがルーツです。
第二次世界大戦以降は、韓国からの物資提供が営利目的となって、市場を発展させるようになりました。
自転車やコスメ、調理器具などさまざま
ロンクルア市場では、古着以外にもさまざまなお値打ちの商品があります。大人用の自転車なら3,000バーツ(日本円で約12,000円)とタイの街中で買うより少し安いぐらいの値段で売られています。
また、洗剤や調理器具、電化製品、日本で手に入れることのできないコスメなども売られており、見て回るだけで楽しく目利き力を養えるでしょう。
ロンクルアで古着を仕入れ|知っておくべき周辺に位置する市場
ロンクルア市場は、5つの市場で構成されており、その中の一つが「ロンクルア市場」です。ロンクルア以外にも魅力的な市場があるので見ていきましょう。
食事はココで|ゴールデンゲート市場
ロンクルアで古着を購入するさいに一番最初に現れるのが「ゴールデンゲート市場」です。
マーケットの目の前にはコンビニがあり、ゲートをくぐるとレンタルバイク屋もあるので、水分補給用の水を購入したり、市場を隅々まで見て回りたいならバイクのレンタルもこちらで済ませておきましょう。
また、レストランや屋台などもこのエリアが一番多いので、買い物の途中に休憩したくなったらレンタルバイクでゴールデンゲートまで戻るといった使い方も良いですね。
掘り出し物に期待|新ロンクルア市場
ロンクルア市場よりも奥まった場所にある「新ロンクルア市場」には、古着も販売していますが、ユーズドのスニーカーやサッカーなどのユニフォーム系の古着が豊富に売られています。
珍しい色や柄の有名ブランドのスニーカーを集めているお店もあるので、掘り出し物と出会える確率が高いでしょう。
古着の知識がある人向け|ベンジャワン市場
ロンクルアで古着を仕入れるなら、ロンクルア市場の北側に位置するベンジャワン市場のチェックも忘れずに行いましょう。特にレディースの古着が多く、キャップ、アロハシャツ、デニム類なども販売されています。
ノンブランドのTシャツなどはベール購入だと200枚10,000バーツ程度(約4万円)で購入できるので大量購入したい人にもおすすめです。
ほとんどがクリーニング店|デートタイ市場
デートタイ市場は、お店のほとんどが靴のクリーニング店なので、ロンクルアに古着購入で訪れた人は、観光程度に見る程度で充分でしょう。軒先や屋根上などいたる所で大量のスニーカーが干されています。
【参考:HUNADE「ロンクルア市場 国境にある古着の市場 バスの行き方まで解説」】
ロンクルア市場で仕入れを行うなら…失敗しないための3つの対策
初めてタイで仕入れする場合、日本との違いに驚いてしまってうまく仕入れできないこともあるでしょう。そんなリスクを回避するためのポイントをご紹介します。
隅々まで見るならレンタルバイクで
日本の市場と比べて規模が巨大なロンクルア市場で古着を見て回るなら、レンタルバイクやレンタルカート、スクーターを利用しましょう。
市場内のあちこちに点在するレンタルバイク屋では、1時間100バーツ程度でバイクをレンタルできます。2023年4月時点での1バーツの相場は約4円なので、1時間約400円と格安でバイクが借りられますよ。
また、万が一の事故のために、日本から国際免許証を持参しておくと、もしもの事故のさいに保険料が支払われないリスクを回避できるでしょう。
通訳がいないと過剰請求される場合も
一般的なタイ観光旅行の場合に通訳は必要ないですが、古着の仕入れなど事業目的の場合は通訳が必要といえるでしょう。
英語が堪能であれば乗り切れる場合もありますが、地方都市では英語が通じないケースも少なくありません。
各種契約を行ったりロンクルアの古着購入でぼったくりなど過剰請求に遭わないためにも日本語の堪能な通訳をつけることが重要です。
熱中症対策や埃対策も必須
ロンクルア市場で古着を仕入れるなら、タイは熱帯性モンスーン気候に属し、3月〜5月の間はとても暑いので注意が必要です。熱中症対策でペットボトルの水をアウトドア用の水筒に移し替えて持ち歩いたり、帽子などを被って、少しでも体調の異常を感じたら木陰で休みましょう。
また、タイでは道路が舗装されていない埃っぽい道も多いので、埃対策も重要です。貴重品は、防水性能のついたウェストバッグに入れておくと、埃や水から貴重品を守ることができます。汚れたバッグも水でさっと洗い流せば綺麗になりますよ。
11月〜2月は乾季で比較的絵過ごしやすくなりますが、6月〜10月の雨季には、日本のゲリラ豪雨のような雨が降ることもあります。交通網に影響することを考えて移動のスケジュールは余裕を持って計画しましょう。
【参考:JTB「タイの通貨とおすすめの両替方法」】
まとめ
今回は、ロンクルア市場で古着仕入れを行うさいに知っておくべきポイントやロンクルア市場の特徴についてご紹介しました。
ロンクルア市場の周辺にも魅力的な市場があるので、自分が購入したい古着を絞っておいたり、目利き力を高めておいたり、通訳をつけることでお得に仕入れることができるでしょう。
古着を充分に仕入れた後は、家族のためにスニーカーを購入したり観光に切り替えてみるのも良いですね。古着仕入れの注意点を理解して、海外でも古着購入を楽しみましょう!