中古衣類の販売で差をつける!利益最大化のための中級者向け戦略ガイド
近年、SDGsやサステナブルファッションの広がりを背景に、中古衣類の販売市場は急速に拡大しています。
すでに販売を始めている方の中には、「ある程度の売上はあるが、安定しない」「仕入れや販売方法を改善したが、これ以上どこを見直せばいいかわからない」と感じている方も多いでしょう。
今回は中古衣類の販売で差をつける方法について紹介していきます。
仕入れルートの最適化や販売チャネルの活用法などにも触れていくので、あなたの状況に合わせて活用し、さらなる利益を生み出していきましょう。
目次
拡大を続ける中古衣類の販売市場とSDGsや環境意識の高まり

中古衣類の販売市場は、ファッション業界全体で急速に成長をしています。背景にあるのはSDGsや廃棄衣類などの社会問題です。
若い世代を中心に「新品にこだわらない」考えが広がり、中古衣類は主流の選択技になりつつあります。
世界と日本における市場の成長データ
中古衣類の市場は世界的にも成長をしており、継続的な産業に発展しています。
・世界市場
アメリカやヨーロッパを中心に毎年10%以上の成長率
・企業の参入増加
大手のファッションブランドやECサイトの参入で、市場規模が拡大
・日本国内
フリマなどの需要拡大で、気軽に販売や購入できる環境整備
・環境配慮と購入
環境意識と価格へのメリットが合致し、中古衣類の購入が当たり前に
物価上昇が続くなか、消費者の生活防衛意識の高まりから、新品よりも割安なリユース品が注目を集めています。加えて、訪日観光客によるインバウンド需要が回復していることも、追い風になっているのです。
(参考:リユース経済新聞「リユース業界の市場規模推計2024(2023年版)」)
消費者の購買意識の変化と需要予測
消費者の意識は「安いから中古品を買う」という動機から「希少価値や個性を楽しみ、環境にも配慮したい」に変化しつつあります。
特に若者のSDGsへの関心は高く、トレンドアイテムを気軽に楽しめる中古衣類を積極的に利用しています。
中古衣類の販売での継続的な仕入れルートの最適化と注意事項

中古衣類の販売を継続的に行うためには、安定した仕入れルートの確保が欠かせません。
単発的な仕入れでは、在庫管理が難しく不安定です。また販売の計画も立てづらいため、仕入れルートの選択はとても重要です。
主要仕入れルートと特徴
仕入れルートを確保するには、定番チャネルの特徴を押さえておきましょう。
・リサイクルショップや古着店
比較的仕入れが簡単だが、商品の状態確認が重要
・フリマやネットオークション
掘り出し物が見つかる可能性はあるが、商品の状態にばらつきがある
・業者向け卸市場
大量仕入れに向いているが、取引条件がある場合も
・引き取り仕入れ
安定供給しやすいが、査定のノウハウが必要
人気ブランドの仕入れ競争の有無や、参加資格についてを下調べしておくと安心です。
高単価ブランドを狙う仕入れのポイント
高利益を狙う場合はラグジュアリーブランドやストリートブランドなどの仕入れが重要で、回転率や利益率ともに高い傾向のため、ポイントを押さえた仕入れをしましょう。
・鑑定スキルを磨き、偽物回避
・人気ブランドの需要調査
・仕入れ単価の上限を設定し、資金圧迫を軽減
ブランド品を上手く循環させることで、高利益を目指せる可能性があります。
安定供給のためのコツと注意点
継続的な販売を目指す場合は、仕入れを安定させることが重要です。
複数の仕入れ先を並行活用すると比較的バランスを保てるでしょう。また、古着卸業者などと日ごろから信頼関係を築けば、良質な商品を優先的に回してもらえる可能性も出てきます。
その一方で、仕入れが多すぎると資金効率が悪くなるため、販売スピードに合わせた在庫調整が必須です。
海外中古輸入のメリットは?
中古衣類の販売ビジネスを拡大したい場合は、海外からの輸入も有効ですよ。
・海外古着は希少性が高い
・大量仕入れが可能で規模拡大に
・ヴィンテージ需要に対応
その一方で輸送費や関税のコスト、取引リスクは避けられません。品質にバラつきがあるため検品作業も必須で、対応も含めて考えましょう。
販売チャネルを比較|中古衣類の販売で上手く活用する方法とは?

中古衣類の販売では、どこで売るかによって売上や利益率、販売スピードも大きく変化します。
オンラインや実店舗での販売にはそれぞれ強みや弱みがあるため、目的によって使い分けましょう。
オンラインと実店舗の販売比較
オンラインと実店舗では初期コストなど、さまざまな違いがあります。
<オンライン販売>
・初期コスト:低い
・集客範囲:全国~海外
・強み:トレンド商品が売れやすい
・在庫管理:写真などを活用し在庫を見える化
<実店舗販売>
・初期コスト:高い(家賃や設備費)
・集客範囲:地域限定
・強み:体験型販売に強い
・在庫管理:スペースに限りがある
中級者は両方を上手く活用し、運営していくのが効果的でしょう。
フリマアプリ別!売上アップの特徴
フリマアプリではメルカリなどがあります。それぞれの特徴を活かして売上効率を上げていきます。
・メルカリ
トレンド商品に強く、回転率が早いため扱いやすい
・ヤフオク!
ヴィンテージやブランド古着に強く、高単価が狙える
・ラクマ
ヴィンテージやブランド古着に強く、手数料が低いため価格競争に強い
同じ商品でもアプリごとにターゲット層や最適価格が異なるため、見極めが大切です。
実店舗販売で売上を最大化するコツ
実店舗では空間演出や接客が売上の鍵となり、個性を活かした販売が可能です。
陳列はブランドや年代、スタイルで分類すると購買意欲を刺激できます。また、地域でのイベント販売などを活用するのもいいでしょう。
リピーター向けの割引やSNSの使用でフォローを増やした施策も便利です。
販売チャネルの組み合わせ術
販売チャネルは複数組み合わせることで、リスク分散が可能ですよ。
・オンラインと実店舗
実店舗で試着し、オンライン販売でフォロー
・メルカリとヤフオク!
回転率重視と高単価商品販売
・SNSとフリマ
SNSでコーデ紹介し、フリマで販売
チャネルごとにデータ分析をし、最適化を継続しましょう。
売上を最大化するための中古衣類の販売テクニックと実践戦略

中古衣類の販売で利益を最大化させるには、仕入れチャネルの選定だけではなく、どう魅せて、どう届けるかが非常に重要です。
特に中級者になると、出品数を増やすだけでは伸び悩みや在庫過多にもなりやすいですよ。
写真や商品説明で差別化するポイント
オンライン販売では「写真とテキスト」が命です。
写真は自然光を活かし、背景は清潔感を演出します。また、服の細部をアップで撮影し、ダメージ箇所などが明確にわかるようにするといいですよ。
写真は1着につき6~8枚程度で、服全体をバランスよく掲載しましょう。
商品説明はブランドや商品名、状態や使用感を正確に書くほか、サイズ感やコーデの提案なども書けるといいですね。
季節やトレンドを意識した在庫管理
中古衣類の販売では、季節やトレンド分析を意識すると回転率や利益を上げられる可能性があります。
・季節の先取り
何月にどんなアイテムが売れるか
・トレンドの波を読む
SNSなどで注目度の高いアイテム分析
中級者は前年の販売データの蓄積から傾向を読み取り、動きの遅い物は早めに値下げなどを行い、資金や販売スペースを確保しましょう。
また、人気が出そうなアイテムは仕入れを強化し在庫のバランスを取ります。
SNS活用で集客とリピーターを獲得
販売チャネルに加え、SNS運用は販売戦略に強いツールと言えますよ。
投稿トーンを統一し、短編動画で着こなしなどを日常的に投稿すればフォロワーも増えていくでしょう。
また、リピーターの関係構築としてコメントやDMを丁寧に行い、SNS限定のクーポンの配布でリピート率を上げていきます。
まとめ|中古衣類の販売戦略を理解し安定的利益の確保につなげていく
中古衣類の販売で継続的に利益を上げるためには、「安く仕入れて高く売る」から一歩進んだ運営が求められます。
中級者に重要なのは市場や仕入れ、販売チャネルと運営スキルをそれぞれ最適化し、全体をバランスよく機能させることです。
市場拡大とSDGsの流れを理解し、今後も中古衣類の需要が伸びることを想定した動きをしていきましょう。
売れる理由と売れない理由をしっかり分析し、改善をし続けることで長期的な安定収入を築けます。
中級者の強みを生かして、利益を上げる仕組みづくりを強化していきましょう。
代表取締役 末継 佳大
監修者
株式会社NIPPON47
前職はプロカメラマンとして10年ほど勤務。その後、カメラマンとして独立。タイへの出張時に現タイ法人の代表である日本人と知り合い2019年に同社を創業。当時はタイSAGAWAの代理店として様々な荷物を扱うが、コロナ禍に古着の輸送に特化したサービスを展開し今に至る。現在は、タイ・パキスタン・ドバイの各法人/オフィスと連携を取り合い、日本に拠点をおきながら古着仕入れ・輸出入のサポートを行う。
