【タイから日本への古着仕入れ】航空便の料金や注意点を具体的に解説
タイから日本に古着を輸入する時、船便か航空便を利用します。どちらの配送方法も料金や配送日数が異なるため、自分の目的に合った方法を選ぶ必要があります。古着ビジネスを成功させるために輸送料金を安くするのも大事ですが、仕入れまでに時間がかかると流行を逃す危険もあるので注意が必要です。
今回は、タイから日本に航空便で仕入れるときの注意点について解説します。仕入れ時のトラブルを避けるため、航空便の基礎知識を深めましょう。
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タイから日本に安く古着を仕入れる方法|航空便と現地調達の違い
タイでは良質な古着が安く売られており、日本でも人気があります。古着仕入れは航空便や船便で輸入するか、現地で調達する方法があります。どちらもメリット・デメリットがあるため、理解したうえで仕入れ方を検討しましょう。
ベールで大量の古着を仕入れる
ベールとは、古着を圧縮梱包して輸送する方法です。一つのベールに100~200枚の古着があり、大量の古着を輸入すると、1枚あたりの値段が安く抑えられます。しかし古着ベールには注意点もあります。
<古着ベールの注意点>
・売り物にならない粗悪品が混入している
・洗濯や修繕などが必要で、手間とコストがかかる
・在庫を保管するスペースが必要
古着ベールを購入する時は、安く仕入れられるメリットの他に、販売までの手間がかかるデメリットも理解しましょう。
現地倉庫で良質な古着を選ぶ
タイから古着を仕入れるときは、航空便で現地に出向いて調達する方法もあります。オンラインでの仕入れは直接商品を確認できないので、イメージと違う商品が手元に届くことも少なくありません。タイの倉庫や市場に直接出向くことで、古着の品質チェックも念入りにでき、確実な仕入れが可能です。
しかし、現地調達は言葉の壁や、仕入れに時間がかかるデメリットがあります。他にも通関手続きなどの業務も必要になるため、代行サービスの利用が効率的でおすすめです。
輸入代行サービスを利用する
タイから日本に古着仕入れをする時は、輸入代行サービスの利用がおすすめです。輸入代行サービスでは、古着輸入に関わるさまざまな業務を行ってくれます。
<輸入代行サービスの内容>
・古着の買い付け
・価格交渉
・梱包
・輸送方法の手配
・通関手続き
古着が手元に届くまで、たくさんの業務があるため、代行サービスの利用が確実です。NIPPON47でも輸入代行サービスを提供しています。現地スタッフが古着の価格交渉や品質チェックも行い、良質な古着をお届けするため、販売業務に集中できます。「古着仕入れでビジネスを成功させたい」という方は一度ご相談ください。
タイから日本への古着輸入の方法|航空便の説明と船便との比較
タイから日本に古着仕入れをする時は、航空便または船便を利用しますが、どのような違いがあるのでしょうか?それぞれの特徴を理解しなければ、「荷物が全然届かない」「輸送コストが高くて売り上げが少ない」といったトラブルも起こりえます。輸送方法について理解を深めましょう。
航空便の特徴
航空便は古着輸入で一番輸送スピードが早い方法です。距離によって日数が異なりますが、数日から一週間程度で日本に到着します。輸送スピード以外にも以下のような特徴があります。
<航空便の特徴>
・生鮮食品や医薬品、精密機械の配送が多い
・破損や盗難のリスクが低い
・到着日時の確実性が高い
・船便に比べて輸送料金が高い
航空便は納期を急ぐ商品に適した輸送方法です。
参考:日本通運「いつ使う?どう使う?航空貨物輸送という選択肢」
船便の特徴
船便では、一度に大量の古着を配送できるので輸送料金が安くすみます。しかし、荷物到着までに長い期間がかかるため、トラブルにも注意が必要です。
<船便の特徴>
・荷物到着に約1ヶ月程度かかる
・高温多湿の影響で荷物が劣化する恐がある
・荷物の破損、紛失の恐れがある
船便は安く荷物が送れますが、航空便よりもトラブルに見舞われる可能性があります。ビジネスの予算と目的に合わせて使い分けましょう。
輸送が早い高速海上便
通常の船便は荷物到着までに長い期間かかりますが、高速海上便を利用すると、早く届けることができます。
<高速海上便の特徴>
・航空便より安く、通常の船便より配送が早いのが最大の特徴
・約12~16日で配送可能
航空便より輸送料金を安く抑えたい時に、高速海上便がおすすめです。NIPPO47でも高速海上便を提供していますので、料金など気になる点はお問い合わせください。
【タイから日本】航空便で古着を仕入れるときの注意点を解説
タイから日本に航空便で仕入れるときは、事前に注意点を理解しましょう。航空輸送の知識が浅いと、予期せぬトラブルや予想以上のコストがかかる可能性もあります。古着輸入で航空便を利用する前に必要な情報を解説します。
海上輸送の約7倍のコスト
航空便では海上輸送の約7倍のコストがかかると言われています。航空便の料金は以下の要因で決定されます。
・貨物の種類、量
・配送距離
・社会情勢(燃料価格など)
料金が高い航空便ですが、フォワーダーによっても配送料が異なるため、必ず見積もりを依頼しましょう。見積もりを出すときは、荷物の重量やサイズを正確に算出する必要があります。荷物の計測が不安な方は、業者に依頼すると安心です。
他にも、適切な梱包で容積がかさばらない工夫も行い、輸送コストを削減する努力をすると売り上げ向上につながります。
重量制限により大量の荷物は送れない
航空便では、航空貨物の重量制限が決まっているため注意しましょう。航空貨物の重量制限は機種によって異なりますが、一般的には以下のように設定されています。
<航空貨物の重量制限>
・1個あたり32kg超える場合は不可
・総重量が100kg超える場合は不可
・手作業で運ぶ必要があるものは30∼50kgに制限
例えば古着ベールの重さは一つあたり、45kg〜100kgです。航空便を使ってタイから日本に古着を輸入するときは、事前に航空会社に問い合わせて荷物の重量制限を確認しましょう。
トラブル対策に貨物海上保険を利用する
国際輸送はさまざまなトラブルに巻き込まれる危険があります。大事な荷物が破損や紛失しても損失が少なくなるよう「貨物海上保険」の利用もおすすめです。
貨物海上保険は、海上輸送、航空輸送どちらも適応になるため、荷物に保険をかけたいという方は、検討しましょう。
【タイから日本】航空便での古着輸入でビジネスを成功するコツ
タイから日本に古着を輸入してビジネスを成功させるにはポイントがあります。ビジネス成功のためには、ニーズへの対応や、コストカットが重要です。最後に航空便での古着輸入のコツを解説します。
トレンドをチェックし売れ筋商品を仕入れる
古着ビジネスでは、トレンド商品を仕入れるのがポイントです。世間のニーズに合わせて、流行と同時期に商品を販売する必要があります。船便では、古着到着までに時間がかかるため、流行と同時に販売できず、在庫を抱える恐れがあります。
トレンド古着を販売するには、航空便での素早い配送が必要不可欠です。世の中の流れにスピーディーに対応するには、航空便を活用しましょう。
納期を急がない商品は混載や船便を利用する
納期を急がない荷物は、航空便の混載か船便を利用することで輸送コストを安く抑えられます。安定して需要があるジャンルの古着は、納期が遅くなっても販売できるので安い配送方法を利用しましょう。
航空便の混載は通常便よりも安く配送できますが、輸送コストを抑えるなら船便が圧倒的に低コストです。自分の目的に応じて上手に配送方法を使い分けましょう。
サイズ・重量制限に注意する
航空便ではサイズ制限があるので注意しましょう。機体の種類によって、高さ制限が異なります。
<航空機の高さ制限>
旅客機:高さ160㎝まで
貨物機:高さ299㎝まで
長尺の貨物は航空機で運ぶことができないので海上輸送する必要があります。航空便には細かなサイズ制限があるのも覚えておきましょう。
まとめ|タイから日本へ航空便で古着を輸入する方法
タイから日本に古着を輸入する時は、航空便か船便を使う方法があります。どちらの配送方法も特徴があるため、目的によって使い分けましょう。
タイから古着を仕入れるときは、オンラインでのベール仕入れや現地調達する方法があります。国外での古着仕入れは、多くの手続きが必要なので、代行サービスがおすすめです。代行サービスを使うと、販売業に徹することができ、利益向上につながるしょう。
ファッション業界は、トレンドに合わせた販売が重要です。世間の流行に合わせるには、航空便を使って迅速な仕入れを展開させましょう。