卸売古着とは?初心者でも安心して始められる仕入れの基本と注意点
古着ビジネスを始めたいと考えているのなら、卸売から仕入れるのが定番です。古着卸売りから仕入れる方法は低コストで始められるため、副業や小規模で始めたい方に最適といえます。
安心して古着ビジネスを始めるためにも、この記事を最後まで読み、初心者がつまずきやすいポイントや基礎知識を理解しましょう。
目次
卸売古着の基本を理解しよう|古着ブームの背景と注目される理由

卸売古着の基本として、その仕組みや市場が伸びている背景を理解しておくことが大切です。
仕組みや市場の流れを理解できれば、仕入れの判断がしやすくなるだけでなく、販売戦略にも役立ちます。
卸売古着とは?個人でも利用できる仕入れの仕組み
卸売古着とは、国内外のさまざまな場所から集められた大量の古着を、まとめて販売する仕入れ形態です。
最近では、個人でも簡単にアクセスできる卸売やオンラインも増えています。
■代表的な仕入れ形式
・ピック形式:1点ずつ状態を確認して選ぶ方法
・ベール形式:㎏単位でまとめて買う方法
ルールや価格帯は、店舗ごとにさまざまです。リサイクルショップより1着当たりの単価が安く仕入れられる場合も多く、販売利益を確保しやすい点が大きな魅力。副業の古着販売や小規模ECショップ運営を始める人にとって、卸売古着は低リスクで参入しやすい手段といえます。
古着ブームの背景と市場が拡大する理由
ここ数年、古着市場は大きく伸び続けており、2026年には日本国内の市場規模が1兆4,600億円に達すると予測されています。
若い世代を中心として、サステナブル志向が高まっている点、フリマアプリなどが普及し古着への抵抗が少なくなっている点などが大きな理由といえるでしょう。
また、希少価値のあるブランド古着への需要や、SNSでのスタイリング投稿の増加などにより「他にない一点もの」を求める動きも追い風になっています。
卸売古着を活用したショップ開業や副業が、 さらに身近な選択肢になりつつあるのです。
【参照】ファッションリユース市場に関する調査を実施(2024年) | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
卸売古着の仕入れ方法|店舗・オンラインから選ぶ

卸売古着の仕入れ先は多様で、選び方によって扱う古着の質や利益率が変わります。店舗・オンラインを比較し、自分に合う手段を見つけましょう。
国内卸業者での仕入れとそのメリット
国内の古着卸店舗や倉庫に足を運べば、実物を手に取って状態を細かく確認しながら仕入れができます。
サイズ感、生地の質感、ダメージの程度など、古着特有の個体差をその場で判断できるため、初心者におすすめの仕入れ方法です。スタッフに相談しながら人気アイテムや動きの早いカテゴリを教えてもらえる場合もありますよ。
少量の仕入れに対応している業者も多いため、テスト的に販売できる点がメリットです。国内配送のスピードも早く、仕入れから販売までのリードタイムを短縮できる点も魅力の1つといえるでしょう。
オンライン仕入れサイトと安全な使い方
オンライン卸サイトは、スマホ一つで仕入れが完結できる手軽さが魅力です。全国どこからでも注文でき、24時間いつでも商品をチェックできます。
ただし、画像だけでは状態の判断が難しいため、サイト選びが重要です。
失敗を防ぐためにも、以下の信頼できるサイトの基準をクリアしているかチェックしてから利用しましょう。
□口コミがあるか
□商品ごとの写真が複数枚あるか
□状態ランクが明記されているか
□返品ポリシーは明確であるか
初回はできるかぎり少量で試し、自分の販売スタイルやターゲット層に合う古着の傾向を掴むのもおすすめです。
卸売古着の種類と選び方|目的に合った仕入れで差をつける
古着の種類を理解し、自分のターゲットに合うアイテムを選べば、販売の回転率や利益率も大きく変わります。特徴を把握して仕入れの精度を高めましょう。
定番・ブランド・リメイク古着、それぞれの特徴
古着には大きく分けて、日常使いしやすい「定番古着」、希少性のある「ブランド古着」、加工を加えた「リメイク古着」があります。
■定番古着:仕入れ価格が安く、幅広い層が購入しやすいため回転率が高いのが特徴
■ブランド古着:仕入れ値が上がるものの、1点あたりの利益率が高く、古着好きに強く支持される
■リメイク古着:オリジナリティが出せるため、差別化したいショップや個性を重視するユーザー向けに人気
それぞれ特徴が異なるため、扱うカテゴリは自身の販売戦略に合わせて選びましょう。
自分の販売スタイルに合う古着を見極めるコツ
どの古着を仕入れるかは、ターゲット層と販売チャネルによって大きく変わります。
たとえば、フリマアプリ中心なら、リーズナブルで回転率の早い定番アイテムが売れ筋です。
自社ECサイトやブランド性を打ち出すショップなら、希少性のあるブランド古着のラインナップが魅力になります。季節に合わせたアイテム選びや、SNSでのトレンド把握も欠かせません。
仕入れ前に「誰に」「どんなシーンで」着てもらうのかをイメージすると、選定の精度が一気に上がります。仕入れの失敗を減らすためには、在庫を増やしすぎず、まずは小さくテストする姿勢が大切です。
卸売古着は一般の人も買える?資格や詐欺などのよくある疑問

古着を仕入れる際には、資格やトラブルへの不安を抱きがちです。正しい情報を知れば、リスクを避けながら安心して仕入れを進められます。
古物商の資格がなくても仕入れられる?
副業や本業として古着を継続的に仕入れて売る場合には、原則「古物商許可」が必要です。
フリマサイトで自分が不要になった服を販売する場合に許可は必要ないため、古物商の資格がなくても古着ビジネスができそうと感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、取得せずに無許可で営業した際は、3年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる可能性もあります。継続して古着ビジネスをしたいと考えているなら、許可は確実に取っておきましょう。
個人でも利用できる卸サイトや店舗の特徴は?
個人向けに開放されている卸サイトは、会員登録のみで利用でき、仕入れのハードルが低いのが特徴です。1点から購入できるところ、ジャンル別のパック販売をしているところなど、さまざまな形態があります。
実店舗型の卸業者でも、最近は個人仕入れに対応しているケースが増えており、初心者でも入りやすい雰囲気づくりが進んでいます。
最低購入量が少ない業者を選ぶと、小さく始めたい人でも安心して利用することが可能です。
詐欺やトラブルを避けるためのチェックポイント
オンライン仕入れで最も重要なのが、信頼できる業者選びです。トラブルを避けるため、以下のポイントを事前に確認しましょう。
□実在の店舗情報が掲載されているか
□問い合わせ先が明確か
□レビューに不自然な点がないか
また、写真と実物が大きく異なるケースもあるため、状態ランクが丁寧に記載されている業者を選ぶことが安心につながります。
SNSや個人間取引での仕入れはトラブルが起きやすいため、初心者は避けておくほうが無難です。
まとめ|不安要素をなくして安心して卸売古着を始めよう
卸売古着は、個人でも気軽に始められる魅力的な仕入れ方法です。
古着市場が拡大している今、低リスクで参入しやすい環境が整っています。
店舗仕入れやオンライン仕入れをうまく使い分け、自分の販売スタイルに合った古着を選ぶことで、無理のない形で古着販売をスタートできるでしょう。
また、資格や詐欺の不安は正しい知識があれば防げるものばかりです。まずは小さく試しながら、チャレンジしてみましょう。
代表取締役 末継 佳大
監修者
株式会社NIPPON47
前職はプロカメラマンとして10年ほど勤務。その後、カメラマンとして独立。タイへの出張時に現タイ法人の代表である日本人と知り合い2019年に同社を創業。当時はタイSAGAWAの代理店として様々な荷物を扱うが、コロナ禍に古着の輸送に特化したサービスを展開し今に至る。現在は、タイ・パキスタン・ドバイの各法人/オフィスと連携を取り合い、日本に拠点をおきながら古着仕入れ・輸出入のサポートを行う。
