【クーリエとは】輸送方法の違いを理解して貨物の種類に最適な方法を選択
海外に荷物を送る時、いくつか選択肢があります。クーリエ、フォワーダー、EMSが代表的ですが、「どの方法が最適かわからない」という人も多いことでしょう。
輸送方法の選び方は、荷物のサイズや重さ、納期によって異なります。数ある配送方法の中でも、クーリエは発送スピードが早い事が特徴です。今回は、クーリエとは何か、メリットやデメリットから、具体的な利用方法まで堀さげて解説していきます。
目次 [非表示]
【クーリエとは】EMS・フォワーダーとの違いを解説
クーリエとは、国際宅配便の事を言います。日本から海外に荷物を発送する時に使う配送サービスの1つです。クーリエの他にも、EMSやフォワーダーを利用した配送方法があります。配送方法ごとに日数や料金、サービスの違いがあるため、違いを知っておくと最適な輸送手段が選べるでしょう。
発送スピードが早いクーリエ
クーリエの一番の特徴は、発送スピードが速い事です。自社の航空機を持ち、輸送、通関、配達まで一貫して行うため、素早い配達を可能にしています。
<国ごとの配送目安>
・アジア:1~3日
・米国・欧州:3~4日
・その他の国:5~6日
クーリエでは、インボイスを準備すれば、日本の宅配便と変わらない手間で利用できます。「とにかく早く届けたい」という方におすすめの配送方法です。
送料を抑えるならEMS
EMSは、万国郵便連合に加盟している国が利用できる公的サービスです。日本では、日本郵便でEMSを利用できます。EMSは、配達できる荷物が30kg以内と決まっているので、個人の貨物や少量の郵便物の輸送に適しています。
また、30kg以内の荷物なら、EMSの方がクーリエよりも安いです。例えば1kgの荷物を韓国まで配送する場合、EMSは2200円、クーリエでは4900円です。
クーリエより配達まで時間がかかりますが、重量やサイズに応じてEMSの利用を検討しましょう。
柔軟な対応が魅力のフォワーダー
国外に荷物を配送するサービスの1つにフォワーダーを利用する方法があります。フォワーダーは、荷主と運送会社を仲介し、最適な配送方法を選んでくれる業者です。フォワーダーごとに強みや特徴が異なるので、自分の目的にあった業者を選択しましょう。
<フォワーダーごとの強み>
・航空輸送を得意とする業者
・海上輸送を得意とする業者
・欧米への輸送に強い業者
・冷凍貨物が得意の業者
上述したように、フォワーダーごとに得意分野が異なります。フォワーダーを選ぶときは、複数の業者に連絡、見積もりをして総合的に判断しましょう。
クーリエとは?メリット・デメリットを知って最適な配送方法を選ぼう
クーリエを利用する前に、メリット、デメリットを知る必要があります。クーリエとは配達スピードが速い配送方法ですが、他にもいくつかメリットがあります。メリットの裏側にはデメリットもあるものです。最適な配送方法を選ぶために、クーリエのメリット、デメリットを解説します。
Door-to-Doorの一貫輸送
クーリエはDoor-to-Doorの一貫輸送が特徴です。荷主の戸口に品物を取りに行き、送り先の戸口まで直接届けるという一貫した方法になります。荷物を届けるまでに他の業者が関与しないので、システマチックで無駄がありません。「余計な手間をかけずに荷物を送りたい」という方に嬉しいメリットです。
通関手続きが簡単
20万円以上の荷物を国外に送るときは、税関での手続きが必要です。面倒だと思う方もいらっしゃると思いますが、クーリエでは、通関士がいるため通関手続きが簡単に済みます。
通関手続きは、問題があると配送が止まってしまい、通関手続きに時間を取られると配送までに時間がかかりビジネスが停滞してしまいます。「通関手続きをスムーズに済ませたい」という人は、通関手続きの代行サービスがあるクーリエの利用を検討しましょう。
重量制限や取り扱い対象外の荷物あり
クーリエのデメリットとして、配送荷物の重量制限が挙げられます。クーリエでは配達できる荷物が70kgまでと決まっているので覚えておきましょう。70kgを超える荷物はフォワーダーの利用がおすすめです。
他にも、配達対象外の荷物があるので注意しましょう。動植物、生鮮品、危険物、腐敗しやすい物は対象外になるので注意が必要です。
クーリエとは…種類がある?世界3大クーリエ業者の特徴を解説
クーリエとは、配達の速さや手間がかからない方法ですが、会社ごとにも特徴や強みがあります。世界3大クーリエ業者と呼ばれる会社があるので、それぞれのサービス内容を解説します。各クーリエ業者の特徴を理解し、自分の目的にあった業者を選択しましょう。
3社の中で配送料が安いDHL
DHLはドイツに本拠地を置くクーリエで、220以上の国と地域に配送可能です。DHLは3社の中で一番配送料金が安いという特徴があります。DHLは、追加料金が発生するかもしれません。次の点に注意しましょう。
・DHLと契約できるのは、法人か個人事業主のみ(契約時に屋号が必要)
・追加料金の発生に注意
・燃油サーチャージ(原油価格の変動で毎月料率が更新される)
・遠隔地配達手数料(主要都市から離れた地域への配送でかかる追加費用)
・配送先変更手数料(発送先の住所ミス、ラベルの印刷ミス。1件につき1300円追加)
DHLを利用する時は、追加料金も計算してビジネスプランを立てましょう。
2種類の配送プランを持つFedEx
FedExは、アメリカ合衆国に本社を置くクーリエ業者です。220以上の国と地域への配送が可能で、主に2つの配送プランを提供しています。
・速さ重視のプライオリティサービス
・低価格のエコノミーサービス
プライオリティサービスでは最短1〜2営業日で配送が可能です。エコノミーサービスでは、2〜5日程度の時間がかかりますが、料金は安くなります。FedExの料金ですが、DHLより高く、UPSより安くなっています。
FedExでも、次の場合は追加料金が発生するので注意しましょう。
・燃油サーチャージ
・混雑時割増金(繁忙期やウイルス感染症で調整が必要な時に発生)
・返送料(お客様からの受取拒否で日本に荷物が戻るときに発生)
原油価格や繁忙期など、追加料金が予測できるときは、予算に余裕をもって荷物を配送しましょう。返送料が発生するトラブルは避けたいので、お客様との丁寧なコミュニケーションが必要です。
世界最大級の運送会社UPS
UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)はアメリカに本拠地を構える世界最大級の配送会社です。1日の宅配数が2520万個にも及ぶと言われるほど物流数の多いクーリエになります。UPSは4つの配送サービスを展開しています。
<UPSワールドワイド・エクスプレス・プラス>
・1~3営業日で配達可能
・平日午前(最速8時)に届けられる
<UPSワールドワイド・エクスプレス>
・1~3営業日で配達可能
・平日午前(10:30~12:00)に荷物を届ける
・指定の時間に間に合わなければ返金対応あり
<UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー>
・低コストを重視
・就業時間までの配達
<UPSワールドワイド・エクスペダイテッド>
・とことんコスト重視
・最短5~8営業日で配達
・日数は掛かっても安く送りたい人向け
UPSには、様々な配送プランが用意されているので目的に合ったものを選びましょう。UPSも遠隔地配達料や住所変更料などの追加料金が発生するので注意が必要です。
国際発送初めてでもできるクーリエとは|利用方法と発送の流れ
国際発送となるとハードルが高く感じますが、利用方法がわかれば、初めてでもクーリエを利用しやすくなるでしょう。クーリエとは、他の配送方法に比べて手間がかからない方法です。配送荷物の確認のポイントや集荷の手配、配達までの流れをご紹介します。
配送荷物の確認
クーリエを利用する前に、配送荷物の確認をしましょう。国外輸送では配送できる商品に限りがあるため事前の確認は必須です。
<配送できない荷物>
・食品関連
・動植物
・危険品
「航空輸送できないものは配送できない」と覚えておけば大丈夫です。事前にクーリエ業者のwebサイトで確認して、荷物が戻ってくることがないように注意しましょう。
必要書類の作成と集荷手配
配送荷物の確認が出来たら、必要書類の作成と集荷手配を行います。送り状の作成は、利用するクーリエのwebサイトに登録して行いましょう。「送り状作成の手間を減らしたい」人は、送り状発行システムを提供しているアプリの利用がおすすめです。
送り状が作れたら、電話かweb予約で集荷手配を行いましょう。集荷の希望日時、荷物のサイズや個数を伝えます。web予約では、集荷日時の変更に手間がかかるかもしれないので、心配な方は電話連絡が確実です。
通関手続きと配達
無事に集荷手配が完了したら、クーリエ業者が通関手続きを代行し、配達まで行ってくれます。クーリエには通関士がいるので面倒な通関作業に頭を悩ませる必要はありません。荷物の追跡サービスを利用しながら、荷物が配達されるまで見守りましょう。
まとめ|クーリエの特徴とは?貨物に応じた最適の配送を選ぼう
クーリエとは、国際宅配便を行う業者です。クーリエは、他の配送方法より配達スピードが速いため「料金が高くなっても早く届けたい」という方におすすめの配送方法です。
クーリエ業者は代表的な会社が3つあり、それぞれ特徴が異なります。配送スピードや料金の比較、各種サービスを加味してクーリエ業者を選びましょう。
配送荷物のサイズや重さ、大きさによって配送方法を使い分ければ、運送コストを最小限に抑えることができます。配送方法の違いを理解して、最適の配送方法を選択しましょう。