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    【関税とは?】輸入ビジネスを始める前に知っておくべき関税のはなし

    海外から商品を輸入すると関税がかかることを知っている人は多いですよね。これから輸入ビジネスを始める、あるいはもっと規模を大きくしたい人は、関税の基本知識をさらにマスターしておきましょう。

    そもそも関税ってなんのためにあるのか、じっさいに誰がいつ、どこに支払うのかなど基本的なことから、関税額と税率の算出の仕方をご紹介したいと思います。関税を安く抑えるためのポイントもぜひご参考くださいね。

    関税の基本①その役割と誰がいつどこに支払うものなのか?

    まずは「関税」とはなにかみていきましょう。そもそも関税はなんのためにあるのか、また誰がいつどこで関税を支払うのかご説明します。

    関税とは?

    関税とは、他国から輸入される品物にかかる税のことです。

    次の3つのパターンにおいて関税がかかります。

    ①日本で転売するために輸入する

    ②海外の通販サイトで商品を購入・配送してもらう

    ③海外旅行先で購入した商品を持ち帰る

    関税はなんのためにある

    なぜ海外から輸入したものに関税がかかるかというと、次の2つの理由があります。

    ①国の収入の確保:

    関税は国庫収入となって、国の経済を支える役割があります。

    ②国内産業の保護:

    海外からの安価な品物をそのまま国内で流通させてしまうと、国内の品物は売れなくなります。

    輸入するさいに税金をかけることで、国内産業を海外との競争から守っています。その国が守りたい産業物に高い関税がかかる傾向があります。

    関税は誰がいつどこに支払う

    関税は、国内の税金となるため、輸入者が支払う義務があります。

    空路では空港で、海路では港にある「税関」という場所で輸入手続きをするさいに納付します。この手続きは「通関」といい、輸入制限や禁止の品物がないかの検査や関税の徴収が済むと、輸入許可がおりる流れになります。

    空輸ではほとんどの場合、この通関手続きは国際宅急便などを扱う輸送業者が代行してくれます。また、海上貨物の場合には通関業者に依頼することもできます。

    関税の基本②関税額と関税率はどのようにして決まるの?

    ここで、輸入したい品物にどのくらいの関税がかかるのか把握しておきましょう。関税率は、商品の種類と原産国によって大きく異なるので注意が必要です。

    関税額の算出の仕方

    関税額の算出方法は次の通りです。

    ・関税額=課税対象価格 × 関税率

    この「課税対象価格」とは、商品代金 + 輸入にかかる保険料 + 送料(運賃) で、「CIF価格」と呼ばれるものです。

    関税率を決定する2大要素とは?

    関税率を決定する要素は、「商品の種類」と「原産地」の2つです。

    ①品物の種類:

    世界貿易における世界共通の分類番号「HSコード」によって、輸出入される品物が細かく分類されています。品物の種類ごとに関税率が定められています。

    ②原産地:

    商品がじっさいに作られた国や地域によって関税率が異なります。これには次のような取り決めがあります。原産地による税率軽減が適用されるには「原産地証明書」が必要です。

    【WTO協定税率】WTO加盟国や地域の商品を輸入するさいに定められた税率

    【特恵税率・特別特恵税率】開発途上国や後発開発途上国を援助する目的で定められた税率

    【EPA(経済連携協定税率)】EPAやFTA(経済連携協定)を締結した国からの輸入品にかかる税率

    【基本税率・暫定税率】上記に定められている税率がない場合には基本税率が基準になりますが、これに該当しない場合には暫定税率が適用されます。

    関税率を調べる方法

    自分が輸入したい品物の関税額を算出する場合には、HSコードと関税率を調べなくてはいけません。ここでは、便利な方法をご紹介します。

    ①「事前教示制度」を利用する

    税関に直接問い合わせをし、事前にHSコードを教示してもらう。文書による回答をもらっておくことで、通関時にスムーズに適切な税率で輸入することができる。

    参考:HUNADE公式HP

    https://hunade.com/kanzei-soudan

    ②「実行関税率表やWEBタリフ」で調べる

    日本関税協会が提供する実行関税率表や、WEBタリフでも調べることができます。詳しい使い方などはこちらをご参考ください。

    参考:HUNADE公式HP

    https://hunade.com/hs-code-tariff

    https://hunade.com/web-tariff

    関税の基本③関税を安く抑えることはできるのか?

    輸入する商品や原産地によって、大きく税率が異なることが分かりました。その他に関税を安く抑える方法があるのでしょうか。

    課税対象価格が20万円以下なら簡易税率が適用される

    簡易税率とは、商品の合計額が20万円以下のものに対して適用される税率です。

    おもに、海外通販で商品を購入・配送してもらったり、海外旅行で購入したものを携帯して持ち込む(別送してもらう場合も含む)場合が多いでしょう。

    ただし、転売目的で輸入する場合は、商品代+保険料+送料(運賃)の合計が20万円以下に限るので注意しましょう。

    貨物に合わせた梱包・輸送方法で送料を抑える

    輸入ビジネスにおいて、輸送コストを抑えることも関税を安くことに繋がります。

    貨物に合わせた梱包方法や輸送手段を選ぶ必要があります。

    NIPPON47では、航空便および海上輸送からお客様の貨物に最適な方法をご提案しております。通関に必要なインボイスの作成などもおこなっておりますので、いちどご相談くださいませ。

    まとめ|関税とは?輸入ビジネスを始める前に

     

    輸入ビジネスで利益をあげるためには、関税について知っておくことが大切です。

    関税額は、輸入する品物の金額と保険料、送料(運賃)を含めた課税対象価格と、関税率で決まります。

    また、関税率は品物の種類と、輸入先の国とのさまざまな法律や条例によって異なります。

    輸入したい貨物にあわせて適切に梱包したり、別の輸送手段を使うと輸送にかかるコストを削減できることがあります。送料(運賃)を抑えることができれば、関税を安くすることにもつながりますよ。