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    中古の古着はどこに輸出する?おすすめの輸出先とポイント・方法をご紹介

     

    最近では輸入ビジネスと並んで、中古の古着の輸出ビジネスが注目されています。リサイクルショップやリユース企業を悩ませる不良在庫を、国内販売だけでなく、海外へ販路拡大に繋げるチャンスにもなりますよね。

     

    ただし、輸出入に関する注意点や、輸出する古着の選び方のポイントを忘れてはいけません。そこで今回は、国内にある中古の古着を海外へ輸出する方法やおすすめの輸出先についてご紹介したいと思います。

     

    売れ残った古着の大量廃棄を避けることは、環境負荷を軽減することにもなります。

     

    中古の古着を輸出するならアジア諸国!?3つの理由とは?

    中古の古着を輸出するには、どこの国が適しているのでしょうか。ここでは、断然アジア諸国をおすすめする3つの理由をみていきましょう。

     

    日本製の品質管理が信用されている

     

    日本の古着は、アジア諸国では「ユーズド・イン・ジャパン」とよばれているほど人気があります。じっさいタイやカンボジアでは、日本ブランドの古着を取り扱うお店も多く存在します。

     

    なぜなら、日本製のものは厳しく品質が管理されているため、少し高くても質がよいからという理由で買う人が多いからです。

     

    欧米に比べて輸送費が安く到着も速い

     

    海外への輸送費は、輸出ビジネスにかかるコストのなかの多くを占めます。日本から遠くの国へ輸出すればするほど送料は高くなるため、できるだけ近い国を選ぶほうが安く抑えることができます。

     

    また、在庫をスムーズに回転させるためには、輸送にかかる日数も速いに越したことはありません。欧米諸国よりも、アジア諸国へ輸出するほうが売れるチャンスを逃しにくいでしょう。

     

    体型が日本人とよく似ている

     

    体型的にも、欧米人と比べてアジア人のほうが日本人と似ています。欧米サイズのジーパンはかっこいいですが、どうしてもしっくり履けないことが多いはずです。衣類はサイズが合うものを買うのが当たり前ですから、欧米諸国に輸出しても売れる可能性は低いといえます。

     

    中古の古着を輸出するさいに注意点やポイントはあるの?

    中古の古着は東南アジアに輸出するのがおすすめですが注意点もあります。ここでは、ビジネスとして失敗させないポイントをみてみましょう。

     

    古物商の許可を取得しておく

     

    国内の中古品を仕入れて、海外へ輸出する場合には古物商の許可を取得する必要があります。ここでいう「中古品」とは、一度市場に出回り取り引きされたものすべてが含まれます。古物営業法に違反すると、「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」が課せられてしまう恐れがあります。

     

    ただし、新品の衣料である、現地で仕入れ(取り引き)をおこなう場合については、古物商の許可がなくても問題ありません。

     

    現地で輸入許可証が必要なケースがある

     

    国によって現地輸入のさいに輸入許可が必要なケースがあります。「中古衣類」には規制があるため、事前に認可された輸入業者でないと輸入できないことも少なくないのです。

     

    また、中古衣料品として輸入できる品目が限定されている、さらに品目ごとに数量が制限されていることもあります。輸出国ごとの輸入規制を確認しましょう。

     

    輸出先の季節を意識してアイテムを選ぶ

     

    日本には四季があるため、季節に応じた衣服が豊富に揃っています。東アジアなら日本の気候とそれほど差異はありません。しかし、東南アジアとなると、年間の平均気温が25度以上の熱帯地域となります。ここでは冬物の分厚いコートが売れるとは考えられません。

     

    輸出先の気候に合わせた古着を仕入れることが大切です。現地の調査で、どんなアイテムが売れているのか把握しておきましょう。

     

    中古の古着を輸出する方法は?メリット・デメリットも

    では、中古の古着を輸出する方法を具体的にみていきましょう。それぞれメリットとデメリットがありますので、ご自身のビジネススタイルに合った方法を選びましょう。

     

    現地で取り引きしてくれる代理店を探す

     

    国内で仕入れた古着を、現地で販売してくれる店舗を探す方法があります。1件1件営業に回るのもよいですが、ある程度時前に当たりをつけておかないと、非効率的になってしまいます。また、取引や交渉は、英語あるいは現地語ですから、言語的なハードルも高いです。

     

    もちろん、企業として海外に拠点を設立する方法もあります。しかし、長期的なプランニングが必要なので、今すぐにというわけにはいきません。

     

    越境ECサイトで販売する

     

    越境ECサイトを構築して、国内の古着を海外向けに販売する方法です。しかし、国内向けECのように簡単ではありません。サイトの言語を現地仕様にしなければいけないこと、国ごとに異なる決済方法をどうするのかなど、クリアするべき課題が多いからです。

     

    さらに、注文ごとに国内から配送する場合は、送料が高くなってしまいます。もし、大量に売れる見込みがあるなら、保管料が発生しますが、現地で在庫を保管するとよいでしょう。送料を抑えることができます。

     

    日本国内の輸出入代行業者を利用する

     

    輸出入代行業者は、国内の商品を梱包して海外へ発送する業務を代行しています。業者を利用すると、次のようなメリットがあります。

     

    ・配送コストの削減:輸出入代行業者は複数のクライアントをもっているため、輸送業者と大口の契約をしています。そのため、個人で手配するよりも、配送コストを安く抑えることができるでしょう。

     

    ・輸出にかかるリスクの軽減:梱包の不備や通関書類の記載ミス、規制品に触れたなど、輸出入にはトラブルがつきものです。その道のプロである業者に任せることができるので、大きな損失を防ぐことができます。

     

    その他にも、日本語での対応や日本円での決済ができることなどが挙げられます。中古の古着の取り扱いに慣れている代行業者を選びましょう。

     

    中古の古着を輸出するならNIPPON47にお任せください

     

    NIPPON47は、日本〜タイ間の輸送を得意とする物流商社です。輸送する古着の量に合わせて、最適な航空輸送および海上輸送サービスをご提案いたします。また、輸出入に関するサポートもお任せください。国内古着をタイへ輸出をお考えの人は、ぜひ弊社にご相談くださいませ。

     

    まとめ

     

    中古の古着を海外へ輸出するなら、アジア諸国がおすすめです。日本製への信頼が厚く、サイズ的にも需要があるからです。また、欧米とくらべて輸送コストが安いことも忘れてはいけません。現地のマーケット事情についても調査が必要です。

     

    中古の古着を輸出するさいには、古物商の許可や現地の輸入規制についての知識を得ることが大切です。輸出の方法はいくつかありますが、、国内の輸出入代行業者を利用すれば、コスト面でもリクス面でもメリットは大きいでしょう。