2025〜2026年|購入必須のベール古着は?仕入れや販売の流れも解説
古着を仕入れる方法の1つに「ベール」があります。ベールとは、梱包物を圧縮する方法で、大量の古着を梱包、配送する時に使われます。大量の古着を配送すると、輸送コストが高くなりますが、ベールにすると料金を抑えることができるのです。
輸送コストを抑えることで、古着1枚あたりを安く仕入れられるので、古着ビジネスを展開する人の大きなメリットになります。仕入れ値が安いとはいえ、粗悪品が含まれるなどのデメリットもあるので注意が必要です。
今回は、ベール古着の特徴を理解しつつ、仕入れや販売の具体的な流れまで解説します。2025年冬〜2026年春夏の古着トレンドも併せて知り、売れる商品を手に入れましょう。
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ベール古着は購入するべき?まずはメリット・デメリットを知ろう
古着販売を大きく展開するなら、仕入れ値が安くなるベール古着を検討しましょう。仕入れコストを抑えるのは、安定した売り上げを継続するためにも重要なポイントです。ベール古着は、安いメリットだけでなく、デメリットや手間がかかる部分もあります。
メリット|大量仕入れで節約ができる
ベールで仕入れる一番のメリットは、通常の仕入れよりコスト削減できる点です。ベール古着は、輸送コストを最小限に抑えられるので、一枚あたりの仕入れ値が安くなります。
他にも、海外ブランドやビンテージ物の古着が混ざっている可能性もあり、一点あたりの売り上げが高くなるかもしれません。
ベールでの仕入れは、「本格的な古着ビジネスを展開したい人」「今より売り上げを伸ばしたい人」にとって大きなメリットになるでしょう。
デメリット|売れない商品が混ざっている可能性
ベールになった古着を購入するとき、デメリットもあるため注意が必要です。ベールの中には80〜100枚ほどの古着が入っていますが、売り物にならない商品も含まれています。ベールの中に入っている商品を見極めるのは難しいので、仕入れ会社の取引実績や知名度に注意すると仕入れる古着の質がよくなります。
他にも一度に大量の古着を購入するため、多くの在庫を抱える点に注意しましょう。「大量の在庫を販売する時間がない」「在庫のスペースが確保できない」人は、ベール購入は不向きです。
仕分けやメンテナンスの時間を考慮しよう
ベール古着のもう一つのデメリットが、仕分けやメンテナンスに時間とコストが奪われる点です。大量の古着を見極めながら、「商品になるのか?」「メンテナンスが必要か?」「破棄したほうがよいか?」などを判断する必要があります。
大量の古着を仕分けたり、洗濯や修繕などを行うには場所と時間が必要です。ベールで仕入れるメリットもありますが、手間がかかるデメリットも覚えておきましょう。
2025年冬〜2026年春夏|売れるベール古着のトレンド
ベール古着を購入、仕分けする時にトレンドを理解しておくと売れやすくなります。2025年は「グランパコア」がトレンドになると言われており、注目を集めています。2026年秋頃までのトレンドもおさえて、流行を先取りできるようにしましょう。
2025年は「グランパコア」
グランパコアとは、「レトロなアイテムを取り入れておじいちゃんの趣を感じさせつつ、現代的なデザインと組み合わせるファッション」を指します。
<グランパコアの特徴>
・外国のおしゃれなおじいちゃんをイメージ
・おじいちゃんが選びそうな色合い(落ち着いた色)
・レトロとモダンが絶妙に融合したスタイル
若年層がレトロなアイテムを取り入れることで、温かみや安心感が出るので人気のファッションになっています。
参考:MORE.祖父が着ているような服装が流行?!「グランパコアとは?」
レトロ・アンティークがトレンド
グランパコアでは、レトロ感やアンティーク調のアイテムを選ぶのが重要です。おじいちゃんのクローゼットから取り出したような雰囲気のあるアイテムを選びましょう。
<グランパコアで使われるアイテム>
・ニットベスト
・スラックス
・帽子
・テーラードジャケット
・チェックシャツ
・眼鏡
レトロ感を出すためにも、色やデザイン、質感に注意しましょう。落ち着いた色みを選びつつ、温かみのある素材のアイテムがおすすめです。
ベール古着を購入する時は、「セーター・コットンニット」のベールや「ミックスジャケット」のベールを選ぶと、グランパコアのアイテムを手に入れやすくなります。
服の丈に注目
グランパコアはオーバーサイズで着こなすのが特徴です。リラックス感のある「ゆったりシルエット」がポイントなので、ジャケットやパンツのサイズ感に注意しましょう。
パンツは股上の長い物を選び、ジャケットはオーバーサイズが基本です。レトロなアイテムをゆったり着こなすことで、絶妙な雰囲気を演出し、おしゃれ感と温かみを引き出してくれます。
ベール古着はどこで購入する?仕入れるまでの流れを紹介
ベール古着に興味があっても、「どこで購入すれば良いアイテムと出会えるのか?」不安になると思います。古着を仕入れるときは、国内や海外が仕入れ先となりますが、それぞれ特徴があるので注意が必要です。「売れない商品を買ってしまうのはなるべく避けたい」と思う人も少なくないと思います。初めて購入する時のポイント、安心できるおすすめ方法もあわせて解説します。
国内での仕入れ先
国内でもベールを輸入している業者から購入可能です。国内での購入は、日本語で交渉できるメリットがあり、安心して仕入れることができます。しかし、仲介手数料が含まれるため、個人で海外から購入するよりも価格が高くなるデメリットがあります。
<国内での仕入れ先>
・古着専門の業者
・古着卸業者
・オンラインプラットフォーム(楽天市場など)
・イベントや市場
海外に出向き、買い付ける手間がかからないので、初心者のうちは国内の仕入れから始めることをおすすめします。
海外から仕入れる
ベールを海外から仕入れる方法もあります。現地のマーケットに出向いて、直接商品を見極めて購入できるので「自分で選択できる」というメリットがあります。
しかし、「現地での交渉」「輸入の知識」「言葉の壁」などハードルが高いのがデメリット。初心者には難しい方法ですが、「将来的に古着ビジネスに本腰を入れたい」という人は今から海外から仕入れる方法も視野に入れましょう。
初めて購入する時にオススメの方法
初めてベールを購入する時は「購入代行サービス」もおすすめです。購入代行サービスとは、現地のスタッフがベール古着の仕入れを代行してくれるサービスで、海外に出向かなくても本格的な古着の輸入が可能になります。
購入代行サービスではリクエストに柔軟に答えてくれるメリットがあります。
<購入代行サービスのメリット>
・粗悪品が少ないベールを選んでくれる
・最適な輸送手段の選択(輸送コスト削減)
・海外価格で購入できる
・仕分け、選択、アイロンなどのオプションもある
NIPPON47でも購入代行サービスを行っています。タイやパキスタンに拠点があり、現地スタッフが安心、安全の取引を実現。ベールを仕入れ、古着販売を行いたいと考えてる人は購入代行サービスの利用も検討しましょう。
参考:Fuudee「古着のベールが欲しい!買い方のコツや仕入れ先を知って利益を上げよう」
ベール古着で大量在庫を手に入れたら…販売をスムーズにする方法
ベール古着の中身を販売する前には、仕分け作業やクリーニングなどをする必要があります。古着販売する時は、在庫の管理も重要です。せっかく入手した古着が廃棄されないよう、保管方法も解説します。
大量の服の仕分けのポイント
ベールを開封したら、最初に行うのが仕分け作業です。仕分け作業は時間と手間がかかるため、ポイントを抑えて効率化を図りましょう。
<仕分けのポイント>
・品質の確認(シミや縫製不良など売り物にならないものを除外する)
・クリーニングで改善可能か判断する
・ブランドやデザインのチェック(人気の高いものはまとめておく)
・サイズの確認(大きさ別に仕分ける)
仕分け作業は大変で、多くの時間を奪われてしまいます。販売までの流れをスピーディーにするために外注化する手段も検討しましょう。
臭いが気になる古着の洗濯方法
ベール古着は独特の臭いがするので、洗濯が必須です。適当に洗濯してしまうと、色移りや生地が傷む可能性もあるため注意しましょう。古着を洗濯する時のポイントは以下の通りです。
<古着の洗濯方法>
・大量の古着を一度に洗うのは避ける
・色分けする(白物と色物をわける)
・おしゃれ着洗剤を使う
・デニムは色落ち防止の洗剤を使う
・洗濯機ではネットを使い、弱めのコースを使う。(脱水時間も短め)
・生地が弱い場合は手洗いする
大量の古着を一度に洗濯するのは控えるのが無難です。せっかく仕分けた商品が売り物にならない可能性もあるため、古着は普通の洋服よりも丁寧に扱いましょう。
在庫保管時の工夫
ベール古着の仕分け、洗濯が終わったら、保管方法も注意しましょう。保管方法を間違えるとせっかくクリーニングした古着が販売できなくなる可能性もあります。
<在庫保管時の注意点>
・直射日光を避ける(色落ちの原因になる)
・通気性の良い場所に保管する(湿気がカビの原因になる)
・防虫対策
・シワ、型崩れ防止(頑丈なハンガーを使う)
大切な商品が傷むことがないよう、在庫保管にも注意する必要があります。安く仕入れた商品が高値で販売できるよう、古着の状態維持に努めましょう。
まとめ|ベール古着を仕入れてビジネス規模を拡大させよう!
ベール古着では、容積を小さくすることで輸送コストを削減できるのが特徴です。
ベール古着のメリットは「古着一枚あたりを安く購入できる」という点です。しかし、不良品が交じっていたり、仕分けやメンテナンスに時間がかかるデメリットもあるので注意しましょう。
ベールは国内や国外でも入手可能ですが、初心者のうちは「購入代行サービス」もおすすめです。オプションによって面倒な作業も代行してくれるので、販売に集中できるメリットがあります。
「古着販売を本格化させたい」という人はベール古着の購入も検討しましょう。