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    ファストファッション問題には企業の取り組みが不可欠|解施策も紹介 

     

     

    1990年代から登場したファストファッションは、瞬く間に消費者の間に浸透し、衣類を大量に生産し、大量に廃棄するスピードを早めました。

     

    しかしファストファッションは、社会問題や環境問題など多くの解決すべき問題を抱えていることがわかりました。

     

    ファストファッションは、いかにしてコストを抑えるかが重要なので、生産工場で働く人たちの労働環境などが軽視されてしまいがちになります。

     

    今回は、ファストファッションの問題を解決するために重要とされるサステナブルファッションなど企業が行う取り組みについてご紹介します。

     

    ファストファッションには問題も…解決には企業の取り組みが必要  

    近年注目され始めたファストファッションの問題点。なぜ浮き彫りになったかというと、その背景には低賃金で働かされる厳しい労働環境がありました。

     

    流行を取り入れつつ低価格|ファストファッション 

     

    ファストファッションとは、最新の流行を取り入れながら低価格に抑えた衣料品を大量に製造し、短いサイクルで販売する衣服ブランドまたはその業態を指します。

     

    「安くて早い」ファストフードのように手軽にファッションに触れられる一方、衣類の生産を受け持つベトナムなど発展途上国の工場で働く人の人権問題や、工場を置いている国での環境汚染などが問題視されるようになり、ファストファッションの企業での取り組みなど対策が注目されています。

     

    環境面や社会面での問題点が浮き彫りに  

     

    ファストファッションの問題点が浮き彫りになるきっかけの一つとなったのが2013年4月に起きた「ラナ・プラザ崩落事故」です。このビルは、違法建築であるだけでなく、人件費を安くするために所狭しと詰め込まれた縫製工場や大型の発電機の重みなどでビルが崩落してしまいました。

     

    死者1000人以上を出す大惨事となったこの事故は、より低価格でより大量生産することを追求したファストファッション業界の方針転換を余儀なくすることになりました。現在ではさまざまな企業がこの取り組みに前向きな考えを示しています。

     

    また、ファストファッションの衣類は、長持ちしないためすぐに捨てられますが、繊維の6ほとんどは合成繊維でできています。そのような衣類が最終的に埋め立て処分された場合は分解されずに海へと流れ込み海洋汚染を引き起こすことも問題となっています。

     

    環境・社会・経済に最大限配慮|サステナブルファッション

     

    ファストファッションは、自然環境や社会に悪影響を与えるという考えから、企業の取り組みとして「サステナブルファッション」が採用されつつあります。

     

    サステナブルファッションは、「持続可能な服装」という意味です。衣服の生産や廃棄されるまで社会、経済に対して最大限配慮することを指します。

     

    年間200億以上も世界で大量廃棄される衣類の問題に対して、新たに生産するのではなく、資源を循環させたりリサイクルすることで限りある資源を有効活用し、焼却・埋め立てによる海洋汚染や大気汚染などを低減することを目的としています。

     

    【参考:連合総研「安価な衣服の生産拠点バングラデシュの労働実態から」

     

    ファストファッションの問題を解決する企業の取り組みを3つ紹介   

    サステナブルファッションを実現するためには、どのようなことが企業側に求められるのか、素材選びのポイントなどについて見ていきましょう。

     

    環境と人に優しい素材を選ぶ   

     

    ファストファッションの問題を解決するなら、衣類に使用する素材に、今までよりも環境と人に配慮したものを選ぶことも企業の取り組みとして求められています。

     

    例えば、従来の綿花を栽培するさいに使用される農薬や化学肥料は、農家の健康被害や土壌汚染を引き起こしますが、化学薬品の使用を最小限に抑えたオーガニックコットンに代替することで、農家の健康を守り、地球環境の保全につながります。

     

    そして、石油や石炭などを原料として人工的に作られるポリエステルよりも、ペットボトルなどリサイクル素材を原料としたリサイクルポリエステルを使用することで、新しく原料を使わずに環境負荷を下げることが可能になります。

     

    服が生産される環境や過程を公開  

     

    ファッション業界の多くのブランドにおいて、CO2排出量を公表しているのはごくわずかであることがわかっています。

     

    ラナ・プラザ崩落事故のような悲劇を繰り返さないためにも、衣類が作られる工程などを公開することも、ファストファッション問題解決のための企業の取り組みとして重要です。

     

    CO2排出量だけでなく、水の消費量や素材の調達場所などの公開によって、消費者は自分の着る衣類について知ることができ、よりサステナブルな環境が整っていくでしょう。

     

    オーダーメイドで生産する  

     

    これまでの大量生産をやめ、注文を受けてから製造する受注生産や、顧客の希望を取り入れて衣服の生産を行うオーダーメイドも、売れ残りや廃棄を減らす方法の一つです。

     

    ファストファッション特有の「今すぐ手に入る」という顧客のニーズに答えるのは難しいですが、企業の取り組みとして在庫を持たないので、管理費や人件費の削減につながるメリットがあります。

     

    時代はサステナブルファッションへ|実際に行われている取り組み  

    ファストファッションの問題を解決するには、サスティナブルファッションが最も重要なキーワードです。衣類の回収など実際の企業の取り組みについてご紹介します。

     

    回収して再加工・再販売  

     

    ファストファッション問題解決のための企業の取り組みとして、店鋪に設置した回収用コンテナで衣類を回収してリサイクルを行うケースもあります。

     

    「ZARA」では、ブランドや状態を問わない衣料品などを回収し、分別して非営利団体に支援しています。

     

    また、「ユナイテッドアローズ」や「アーバンリサーチ」では、一定以上のダウン混率を持つダウン製品に対し、羽毛をリサイクルする「グリーンダウンプロジェクト」などへの提供を行っています。

     

    循環型社会の実現と資源効率の最大化|ユニクロ

     

    ユニクロやGUを傘下に収める「ファーストリテイリング」では、不要になった自社ブランドの製品を世界各国の店鋪で回収し再利用する「全商品リサイクル活動」を実現しています。

     

    収集した再利用できる衣類は、アフリカや中東の難民や被災者のもとへ届けられ、リユースできない衣類は、固形燃料に加工して無駄なく活用しています。

     

    また、ファストファッションの企業の取り組みとして、一部のフリースジャケットやパーカーなどにペットボトルから作られた再生ポリエステルを採用しています。

     

    【参考:ユニクロ「サスティナビリティレポート2021 環境負荷低減への取り組み」

    【参考:Green Down Project | グリーンダウンプロジェクト

     

    まとめ

     

    ファストファッションが抱えるさまざまな問題を解決するためには、大量生産・大量廃棄を一新するような企業の取り組みが重要です。

     

    現在では、環境や人にやさしいオーガニックコットンなども登場し、多くのアパレル企業が衣類の回収を始めたりなど、サステナブルファッションの定着へと時代は変わりつつあります。

     

    弊社は、タイなどの拠点で古着の仕入れを代行で行っています。アイテム指定などお客様のご要望に添った仕入れを代行で行うことにより輸送費や関税などのコストが省けます。お支払いから納品まで最適なプランのご提案も可能ですのでぜひご相談ください。