容積重量とは?物販や仕入れには欠かせない容積重量と実重量の違いやコストカットの知識
物販ビジネスをするさいに必要なのが仕入れですね。仕入れには輸送費がかかります。この輸送費をできるだけ安く抑えると利益をあげやすくなります。
容積重量とは何かを知っておくと運賃が変わってきますよ。
容積重量とは配送の運賃を決定するときに使います。しかし、輸送手段ごとに計算や適用基準が違います。また、航空便の中でも利用する会社ごとに計算の仕方が異なります。それぞれで割り出し方が違うので混乱しそうですが、1つ1つ整理してみていきましょう。
目次
容積重量とはどんな考え方?計算方法が運送方法によって違う
輸送費を計算するときは容積重量と実重量があります。航空便、海上便、陸上の運搬、それぞれの方法で異なる計算方法を知っておくと、コストカットにつながります。
容積重量と実重量の違い
実重量とは荷物が実際にどのくらいの重さがあるかです。それに対し容積重量とは荷物の容積から換算する重量を指します。この2つを計算して重い方で運賃を決めます。どうして2つの重量を分けているかというと、重いものが必ずしも大きいわけではないからです。
荷物の運搬では重さも重要ですが、運ぶのにどれくらいのスペースが必要かも重要なのです。
例えば、鉄1tと綿1tではどちらがより大きいスペースが必要でしょうか。同じ重さで比較すると綿の方がより大きな空間が必要です。このように、容積重量とは占有するスペースの関係から正しい配送料金を算出するために使われます。
航空便を使う場合の計算方法
航空便の場合は「体積(㎤)÷6000」が基準ルールです。
この6000の数字は6000㎤=1kgを表すものです。配送業者によっては5000㎤=1kgの場合があり、その場合は「体積(㎤)÷5000」で計算されます。
どちらで算出しているのかは業者を選ぶときに確認しておきましょう。 ちなみに、佐川急便とDHLでは5000㎤/kgを採用しています。
船便とトラックを使う場合の計算方法
船便でLCLを利用する場合は「1㎥=1t」で計算します。
例えば、実重量が2.0tで体積が1.5㎥の荷物では、容積重量は1.5tです。この場合は、2.0tの実際の重さを料金決定の対象とします。
混載トラックの場合の基本の計算式は「体積(㎥)×280」です。こちらでも重い方の重量が対象となります。
【参考:佐川急便 「料金表」】
【参考:OPENLOGI 「ヘルプセンター」】
航空便での容積重量とはキャリアとフォワーダーで異なる
航空便の会社には大きく分けてキャリアとフォワーダーがあります。航空便ではこの2つによって運賃を決める方法に少し違いがあります。
フォワーダーとキャリアの意味
まず、それぞれどんな業者を指すのかをおさえておきましょう。
・キャリア…輸送機を所有する業者
・フォワーダー…キャリアから輸送スペースを調達し、自社の荷物を運ぶ空間として使う業者
貨物運搬用の航空機にはたくさんの荷物が積めますが、キャリアだけでは空間を使いきれない場合があります。空間を無駄にしないようにフォワーダーに空いている場所を販売しているのです。
キャリアの運送料金の決め方
DHL、FEDEX、TNTなどのキャリア業者では、1箱ずつ容積重量と実際の重さを測り、重い方を適用します。そのため、Aの箱とBの箱でどちらの重量が採用されるかが変わります。容積重量とは空間をどのくらい占有するかを表すもので、キャリアでは厳密に1箱ずつの算出となるようです。
フォワーダーでの運送料金の決め方
フォワーダー系の業者はたくさんあり、実際の計算や適用方法が公開されていない会社が多いです。そのため、ここでは佐川急便を例に紹介します。佐川急便では、容積重量の合計と実重量の合計を割り出し、重い方を適用します。
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弊社には高速海上輸送もございます。海上便よりも早く荷物を届けて欲しいお客様で、飛行機を使うよりも安く済ませたい方に選ばれています。
まとめ
輸送する荷物の運賃を決めるさいには重さと容積が重要で、どちらかだけで料金を判断するのが難しい場合があります。
容積重量とは荷物の容積からどの程度の空間を利用する荷物なのかを知る基準です。実際の重さと比較して重量のある方が適用されます。
運賃の決定基準は輸送手段や業者で変わります。
この違いを理解していると貨物を輸出入するさいのコストカットができます。
弊社は日本とタイの物流を中心に行っております。容積重量とはどんなものか、どんな基準で決定されるかをおさえているため、お客様のお荷物に合わせてご希望に沿う輸送方法をご提案いたします。