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国際宅配便や宅急便を個人で手配するには?国際郵便やフォワーダーについても

国内から海外へ荷物を発送したい場合、どのような方法があるのでしょうか。個人輸入や越境ECビジネスを副業にしたい人にとって、国際輸送について知っておくことが大切です。

 

そこで今回は、国際宅配便や宅急便を個人で手配する方法についてご紹介したいと思います。さまざまな業者やサービスがあるので、もっとも効率的で、かつ利益が得られる方法を選択してくださいね。また、国際宅配便や宅急便ではなく、個人でフォワーダーを利用することもおすすめです。

 

国際宅配便・宅急便で個人が手配できるおすすめの業者は?

さっそく、国際宅配便や宅急便のなかで個人で手配できる業者をみてみましょう。また、郵便局が提供している国際郵便・小包とはサービス内容が異なります。

 

海外大手のクーリエ3大業者

 

国際宅配便はクーリエともいいます。主に航空便を利用した輸送サービスで、業者が通関の手続きを代行してくれるので、荷物を発送すれば到着を待つだけです。代表的な海外のクーリエ業者は、DHLやFedEX、UPSです。

 

それぞれ、送れる荷物の種類やサイズ・重量に制限があるので、依頼する前に確認が必要です。また、配送エリアが限定されていたり、特殊貨物に対応していなかったりするので注意してください。

 

国際宅急便サービスを提供するヤマト運輸

 

日本で馴染みのあるヤマト運輸は、国際宅急便サービスを提供しています。「国際宅急便」では、世界200を超えるエリアに配送できますし、アジア展開エリアなら最短翌日の配送が可能です。

 

また、国内の宅急便と同様に、縦×横×高さが160cm以内、25kgまでのサイズ上限になっています。サイズごとに料金体系が分かりやすいこともよい点です。そのほか、「国際クール宅急便」や「UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー」、「国際貨物輸送サービス」などのサービスがあります。

 

国際小包との違いは?

 

郵便局が提供する国際小包サービスを利用すると、送りたい荷物を段ボールにつめて郵便局へ持ち込めば、簡単に発送することができます。送り方は、配送日数にあわせて、「船便」や「SAL便」、「航空便」、「EMS」から選択します。EMSなら、30kg以内の荷物を世界120以上の国・エリアに対応しています。

 

上記の国際宅配便やヤマト運輸の国際宅急便と大きく異なる点は、通関の手続きで、商品価格が20万円未満であればインボイスが不要なことです。

 

国際配送でヤマト宅急便を個人で利用する流れと注意点は?

ここでは、国際配送でヤマト宅急便を個人で利用する方法をみてみましょう。集荷から輸送、通関、配送まで一貫して任せられるのでおすすめですよ。

 

梱包したらインボイス付きの送り状を作成する

 

国際宅急便は、残念ながらワレモノの指定ができませんので、厳重に梱包しましょう。ヤマト運輸専用のインボイス付きの送り状を作成します。ホームページからダウンロードもできます。

 

インボイスは、輸出入の通関で使用する大切な書類です。送りたい荷物の品名や個数を正しく記載しましょう。記載ミスがあれば返送されるため、送料をダブルで支払う恐れもあります。準備ができたら国際宅急便サービスセンターに電話をして集荷を依頼するか、ヤマト営業所へ荷物を持ち込みましょう。

 

個人の取り扱いができない国がある

 

ただし、ヤマトの国際宅急便を個人で手配するさいには、個人の取り扱いができない国があります。発送元、および配送先のどちらか一方でも個人で、次の国へ配送する場合が該当します。

 

・アジア:中国・フィリピン・モンゴル・インド

・北米/中米:カナダ・メキシコ

・南米:アルゼンチン・パラグアイ・ブラジル・ベネズエラ

・ヨーロッパ:ポルトガル・ロシア

・中近東:カタール・サウジアラビア

 

送れない国や禁制品を確認する

 

その他、各国共通で送れない禁制品があります。食品や動植物、危険物・薬品などとくに注意が必要です。

 

また、国ごとに輸出入が禁止されているものもあります。詳しくは、日本貿易振興機構(ジェトロ)のホームページで各国ごとの貿易管理制度を参照してください。

 

【参考:日本貿易振興機構(ジェトロ)「国・地域別に見る」

 

国際宅配便・宅急便よりもフォワーダー!?個人で利用できる?

国際宅配便や宅急便を利用しても、個人で送りたい荷物が送れない場合があるかもしれません。そのさいは、フォワーダーにいちど問い合わせてみるとよいでしょう。

 

フォワーダーにお願いできること

 

フォワーダーとは、航空便や船便だけでなく、トラック、鉄道などあらゆる輸送手段をアレンジして手配しています。国際宅配便や宅急便で対応しているサイズや重量を超えてしまったり、配送エリアが対応していなかったりした場合に、国際輸送のプロであるフォワーダーが力になってくれます。

 

また、最適な輸送方法の提案および手配だけでなく、面倒な通関の手続きなども代行します。

 

個人でも利用できる?

 

このようなフォワーダーは、大小さまざまな規模の業者が存在します。とくに中小規模のフォワーダーは、個人のお客さまに対応しているケースも少なくありません。

 

いちどホームページで検索して、メールやLINEで問い合わせてみましょう。返答がなかったり、なかなか見積もりがかえってこなかったりするかもしれません。ですが、対応の仕方や丁寧さをみて判断するとよいです。

 

フォワーダーの見極め方は?

 

また、フォワーダーとひと言でいっても、得意不得意があります。次のポイントをおさえておきましょう。

 

・輸送手段:航空便や船便、鉄道、トラックなど、さまざまな輸送手段はありますが、フォワーダーが自社で保有しているわけではありません。つまり、輸送業者との信頼関係によって得意な輸送方法が異なります。

 

・輸送ネットワーク:フォワーダーは輸出・輸入に対応しています。日本向けが得意、あるいは、アジア向けが得意など、特定の輸送ネットワークに強いことが多いです。

 

・通関業務:通関業務を代行してもらうためには、通関士が在籍していることが必須です。スムーズな通関ができないと納期遅れなどの原因になってしまいます。

 

・スペース確保力:フォワーダーは、コンテナの空きスペースをいかに確保できるかが腕の見せ所です。売れる時期が決まっているアイテムを扱う場合には、とくに重要になります。

フォワーダーのメリットってなに?サービスの特徴や選び方・依頼後の流れを解説

国際宅配・宅急便を個人で利用するなら

 

国際宅配便や宅急便を個人で手配するには、DHLやFedEX、UPSのような海外の大手クーリエサービス、ヤマト運輸の国際宅急便サービス、そして郵便局の国際小包サービスを利用することになります。それぞれ送れる荷物や配送エリアが決まっているので、時前によく確認しましょう。

 

国際宅配便や宅急便ではなく、個人でフォワーダーを利用することもおすすめです。クライアントの要望に合わせて最適な輸送ネットワークを手配してくれますよ。いちど問い合わせてみるとよいでしょう。

 

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