【2025年古着仕入れ】古着の買い付けは個人でもできる! 効率化のコツとトレンドを紹介
近年、古着市場は単なる「古い服」の枠を超え、サステナビリティや個性を重視する一大ジャンルとして確立されています。古着の世界売上高は、2025年までに世界のファッション市場全体の10%を占めるといわれており、2028年までには約54兆円規模に達すると予測されているのです。
そのため古着販売は、多くの人々や企業が参入しており、競合も増えてきています。
古着ビジネスで成功できない場合、良質な商品を適切な価格で買い付けする「仕入れ」から見直していく必要があるかもしれません。
今回は、古着の買い付けを個人で行うさいに知っておくべき知識や失敗しないためのポイントについてご紹介します。仕入れの際に役立つ、2025年のトレンドについてもおさえておきましょう。
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古着仕入れで売上アップ! 買い付け時に個人で知っておくべき基礎知識
古着には、物によっては高く売れる商品もあるので、上手に仕入れて利益を上げていくことが重要です。古着の買い付けを個人で行って、着実に利益を上げるためにも基本的な知識を知っておきましょう。
古着は希少価値が高く人気
古着の中でも「ヴィンテージ」は、一般的に値段が高く希少価値も高いアイテムという扱いです。古着のヴィンテージは、製造されてから30〜99年が経過した年代物でデザインや素材の価値が増している品物を指します。
また、ヴィンテージはいまでは再現できない仕立てや技法が使われており、更に質も良いので、使えばつかうほどに味が出るため人気もあり、古着買い付けを個人で行っている人からも注目されています。
最近では世界的にファストファッションが問題となっており、サステナブルな古着に関心が高まっているのです。
古着販売は仕入先が重要
古着買い付けを個人で行い、販売して利益を出すためには、できる限り質の高い在庫を確保することが重要です。古着販売で利益につながらない場合は、仕入れ先が定まっていないために仕入れ値が高くなっているケースが多いので、仕入れ先は固定して損失を出さないようにしましょう。
個人で仕入れる際は、仕入れ先のミニマムに注意が必要です。古着の卸売業者は最低購入価格を設定している場合があります。いきなり一度に大量に仕入れると、売れない在庫を抱えるリスクがあるのです。そのため、初回は見学できるところやミニマムの設定がない古着卸売業者を選ぶと安心でしょう。
海外仕入れと国内仕入れがある
古着買い付けを個人で行う仕入先には、海外仕入れと国内仕入れがあります。まず国内仕入れは、仕入れ先までの移動距離や商品購入までの時間が抑えられる点が海外仕入れに勝るポイントです。個人でビジネスをしていて長期で留守にできない場合や、副業として行っている方は国内仕入れから始めましょう。
国内仕入れで良い仕入れ先を見つけることができれば、長期的に安定した仕入れを行うことができます。しかし、国内仕入れには、海外仕入れと比べて掘り出し物などレアなアイテムを見つける難易度が高くなるメリットもあります。
海外仕入れは、タイやパキスタンなど古着の巨大マーケットに直接出向いて商品を仕入れる方法ですが、移動のための費用や時間はかかる点がデメリットです。
しかし、タイなどのマーケットでは古着仕入れの競合も少ないので国内よりも圧倒的に安い価格で古着を仕入れることができるでしょう。
【参考:実践女子大学 生活科学部生活環境学科「古着って流行ってる?」】
古着の買い付けを個人で行う方法は? メリットデメリットも紹介
古着を仕入れる方法はさまざまですが、それぞれにメリットだけでなくデメリットもあります。古着の買い付けを個人で行う場合は、安定して利用しやすい方法を選ぶのが重要です。自分に合った買い付け方法を選べるよう、4つの仕入れ方法を知っておきましょう。
仕入れ先として安全|リサイクルショップ
古着の買い付けを個人で行うさいに、初心者におすすめなのが大手リサイクルショップです。全国展開しているショップも少なくないので、手軽に状態の良い古着が手に入るでしょう。
直接お店に行って自分の目で状態をチェックすれば、状態の悪い商品を購入してしまうことはほぼゼロに近いです。しかし、商品を持って帰る手間もあるため、大量購入には車がないと難しいといったデメリットもあります。
忙しい人向け|フリマアプリ
フリマアプリを使った古着の買い付けは、個人でも自宅にいながら大量に仕入れることが可能です。処分目的で利用しているユーザーを見つけることができれば、他の手法と比べて格安で商品を仕入れることができるでしょう。
ただし、商品販売に詳しくない素人ユーザーもいるので、商品説明に不備があることがあります。そのため、商品購入前に質問などで状態のチェックをすることが必須です。
掘り出し物も|卸業者
古着買い付けの方法として個人で卸業者を利用する人も増えてきています。卸業者は、リサイクルショップやネットでの仕入れと比べて格段に安く仕入れられるのがメリットです。
最近では、卸仕入れサイトなども増えてきているので、古着の買い付けを個人で行うハードルが低くなってきているといえるでしょう。
卸業者は、国内・海外問わず大量に買い付けた古着を業者向けに販売しています。そのため買い付けてきたばかりの在庫を仕入れることが可能なので、人気のブランドやレアアイテムも手に入りやすくなっています。
効率優先なら|仕入れ代行サービス
海外の古着の買い付けを個人で行いたいなら、仕入れの代行サービスを利用するという方法もあります。
個人で海外に行って古着を仕入れるとなると、移動や宿泊に費用がかかってしまいますが、代行サービスを利用することで、仕入れの時間を大幅に短縮することができます。
また、言語の違いによるトラブルも避けられるので、レアなアイテムを安全に手に入れたい人におすすめです。
古着の買い付けを個人でするなら…効率良くする3つのポイント
古着の買い付けは、ただブランド物や一点ものを見つければ良いというわけではありません。安くなる時期を予測したり流行を意識するなど地道な作業も必要です。仕入れを効率化できる3つのポイントと2025年の古着のトレンドをご紹介します。
定期的に仕入れよう
古着の買い付けを個人で行う場合に、在庫を置くスペースを確保しておくことは必須条件でしょう。在庫が少なかったり、新しい商品が入荷していないといったお店は、お客さんからするとすぐに飽きられてしまうものです。
そのような問題を防ぐためにも在庫保管用のスペースは、レンタル倉庫を利用するなど余裕を持たせるようにして、一定のサイクルで仕入れて在庫を回転させることが大切です。
安くなるタイミングを把握しよう
古着の買い付けを個人でする場合にも、お店で売られている新品にバーゲンセールなど安くなる時期があるように、安くなるタイミングがあることを知っておきましょう。
例えば、冬の洋服は冬前によく売れますが、寒い時期が過ぎると売れにくくなります。そういったシーズン終わりには、在庫を処分するためにバーゲンを行うことが多いです。冬の在庫処分セールを活用して安く仕入れたら、翌年の秋頃に販売するなど、計画性を持って買い付けを行うと効率もアップします。
流行を意識しよう
新品の商品だけでなく古着の買い付けを個人でする場合にも、トレンドや流行を意識する必要があります。有名アーティストや海外のアイドルなどが火付け役となり、着用した商品が急に人気が出ることも少なくありません。
古着の仕入れを行うさいにも、トレンド情報は常に意識して、今後値段が上がりそうな商材を予測できるようになるとより利益獲得につながるでしょう。
また、2025年は「グランパコア」が古着のトレンドです。おじいちゃんのクローゼットから出したようなレトロな風合いで、かつ現代的なデザインのファッションアイテムが流行るでしょう。90年代以前のファッションアイテムや落ち着いた色合いをベースにしたコーディネートができるアイテムを入荷するのがオススメです。
まとめ|古着の買い付けは個人で行える?基礎知識やトレンド把握が重要
古着買い付けを個人でする場合の仕入れ方法や基礎知識についてご紹介しました。古着の仕入れにもさまざまな方法がありますが、一つの方法だけに固執していては、視野も狭くなり、ライバルも多くなります。
初心者の場合は、リサイクルショップや卸業者に足を運んでみて最近のトレンドなど多くの情報を取り入れることで結果につながります。ある程度費用をかけてでも、時間や手間をかけずに古着仕入れを行いたいなら、代行業者に依頼することでコスパの良い買い付けも可能になるでしょう。