航空便の貨物の温度はどのくらい?温度管理の方法とコンテナの種類
航空便で貨物を運ぶ際、どのくらいの温度になるのかご存知ですか?
貨物室の温度や、出発地・到着地の外気温によっては、品質に悪い影響を与えてしまうことがあります。
今回は、航空便で貨物を輸送する際の温度の目安や、適切な温度管理を行う方法を紹介します。
コストを最小限に抑えながら、長時間の輸送においても問題なく貨物を運べるコンテナの種類もぜひご参考くださいね。
目次
航空便で貨物を運ぶ際の温度はどのくらい?温度管理はどうする?
航空便で貨物を運ぶ際、貨物室の温度の目安や、航空便における貨物の温度管理の方法を知っておきましょう。
航空便の機種や貨物を積み込む場所によって温度が変わる
同じ貨物室の中でも、ドアに近い位置は温度が低めです。なお、温度設定のされていない前方貨物室は、機種によって2〜7℃のものや4〜10℃のものがあります。
また、出発地と到着地の気温差が激しい場合、コンテナ等で温度管理を行わなければ貨物の温度も大きく変動してしまいます。温度変化が品質に影響を与える貨物を航空便で輸送する場合、個別の温度管理を行いましょう。
航空便の貨物は空調や保温・保冷コンテナで温度管理をする
保温や保冷ができるコンテナを使用すれば、出発地や到着地の気温差による影響を最小限に抑えられます。
コンテナを使用して航空便の貨物の温度管理をする場合、適切な種類のコンテナを選ぶことが大切です。どのコンテナを選ぶのかによって、調整できる温度の範囲や積み込み可能な容量、輸送にかかる費用が変動します。
航空便で輸送したい貨物の適正温度や輸送時間、外気温などを考慮したうえでコンテナを選びましょう。
【参考:BIAC「航空機貨物室内の環境」】
航空便の貨物の温度管理ができるコンテナの種類は大きく分けて3つ
どのくらいの温度変化を許容できるのかを踏まえ、貨物に適した温度管理ができるコンテナを選びましょう。航空貨物で使用されるコンテナの種類をみてみましょう。
電力を使って貨物の温度管理をするコンテナ
電源の力を使うコンテナにも2つの種類があります。
一つは、プラス気温での厳密な温度管理に使用する、充電式のリーファーコンテナ。
もう一つは、ファンの力でドライアイスの冷気を全体に行きわたらせるドライアイスタイプのコンテナです。費用が最も高いのはリーファーコンテナ。ドライアイスタイプのコンテナが次いで費用が高額になります。
電池切れの心配なく貨物の温度を管理できる蓄熱材タイプ
蓄熱材や断熱材を使用して、コンテナ内部の温度を一定に保ちます。
蓄熱材タイプのコンテナは電源タイプのものよりも費用が安く、電池切れの心配がないというメリットがあります。蓄熱材タイプのコンテナは幅広い温度に対応可能で、100時間以上温度を維持できるものも。
厳密な温度管理が必要な貨物の場合は電源タイプのものがおすすめですが、蓄熱材タイプのコンテナでも十分に貨物の温度管理を行うことが可能です。
コンテナにカバーをかけて貨物の温度を管理するタイプも
航空便において最も安価に貨物の温度を管理する方法が、コンテナにカバータイプの断熱材をかけることです。費用が安く済み、コンテナそのものに蓄熱材を使用しない分、積み込める貨物の容量が大きくなります。
とはいえ、電源タイプや蓄熱材タイプのように、コンテナ内部の温度を一定に保つ効果はあまり期待できません。
直射日光や外気温による急激な温度変化を防ぐことを目的に使用します。
常温帯での輸送を希望する貨物を安価に航空便で運びたい場合、カバータイプがおすすめです。
航空便の貨物輸送はNIPPON47にご相談ください!
航空便で貨物を運ぶ際、適切な温度管理を行うためにプロに相談するのも一つの方法です。NIPPON47は日タイ間の仕入れに関する業務をお手伝いいたします。
航空便で運びたい貨物に合った方法をご提案
弊社の航空便輸送は、クーリエやエアカーゴがご利用いただけます。クーリエは、SAGAWA、FEDEX、DHLなどに対応しおりますので、各キャリアの特徴にあった輸送方法をご提案しております。特別な温度管理か必要な貨物の輸送のさいは、いちどご相談くださいませ。
航空便での貨物輸送の手間を最小限に
日タイ間で航空便の貨物輸送を検討している方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。発送のオーダーをいただいた後は、インボイス作成なども含めて弊社で行います。
送料を抑えた輸送や輸入許可が必要な品物の輸送など、日本の指定場所までノンストップでお届けいたします。
航空便の貨物の温度に関して|まとめ
温度が品質に影響を与える可能性のある貨物を輸送する場合、保温・保冷ができるコンテナを使用しましょう。
温度調整ができるコンテナには、電源を使用するタイプと蓄熱材を使用するタイプがあります。電源タイプは厳密な温度管理が可能ですがかかる費用がかかり、蓄熱材タイプは電源タイプよりも費用を抑えつつ温度管理を行うことが可能です。急激な温度変化を抑える目的であれば、コンテナにカバーをかけるタイプも選択肢に入れましょう。
航空便での貨物輸送にお悩みのさいは、ぜひ一度NIPPON47にご相談ください。コストを抑えつつ最適な輸送手段をご提案させていただきます。