タイ・バンコクの古着を仕入れよう! おすすめ市場や人気の理由を解説
日本でも若者を中心にファッションとして定着した古着。販売方法においても実店舗からネット販売まで多種多様となっています。
古着の仕入れ先としても、国内の倉庫やリサイクルショップなどから仕入れる方法がありますが、海外からの仕入れを利用する人も増えてきました。
海外仕入れには、アメリカやカナダなどの国がありますが、東南アジアのタイ王国からの仕入れも注目されてきており、アメリカなどと比べてコスパ良く仕入れられると言われています。
今回は、タイの首都バンコクからの古着仕入れで利益を上げやすい市場やおすすめする理由についてご紹介します。
目次
タイ・バンコクは世界の古着集積地|バンコクに人気がある理由
タイは、古着を扱う巨大なマーケットが多数存在し、その温和な国民性から多くの古着バイヤーも注目している国です。
また、日本の古着も流れてくることで、タイ古着の人気は上昇してきています。
タイは世界から古着が集まる
発展途上国は、世界各国から入ってきた古着を扱うマーケットが発展しています。
そしてタイの首都バンコクは、近隣の発展途上国であるパキスタンに入ってくる古着が流れてくるため、大規模な古着マーケットが多数存在しています。
タイに集まる古着の中には、リーバイスやカーハートなどブランド古着も多数ある上に、そういったマーケットでは古着を安価で手に入れることが可能なので、海外からも多くのバイヤーが買い付けに訪れています。
「ユーズド・イン・ジャパン」も人気
日本の中古衣類の輸出量は、2004年時点で9万1千トンであったのが2013年になると約21万6千トンと増加傾向にあり、主な輸出国であるマレーシアや韓国などからタイへも流れてきていることが考えられます。
そしてタイ・バンコクには、日本の古着を中心に扱う「シンジュク・アウトレット」というチェーン店も存在しています。
日本の古着は、サイズがちょど良くきれいに着られている「ユーズド・イン・ジャパン」として現地のバイヤーからも人気を博しているようです。
お店の人も外国人の対応に慣れている
タイは、「微笑みの国」と言われているほど、人の性格も温和で接しやすい特徴があり、治安も一般的には安全とされています。
マーケットによっては英語が一部通じたり、お店の人も外国人の対応に慣れているため、買い付けはしやすいでしょう。
日中であれば女性の一人歩きも問題ではありません。
しかし大都市や観光地では、他国と同じような盗難や詐欺行為が発生することもあるので、タイ・バンコクで古着の仕入れを行うさいには注意が必要です。
【参考:環境省「中古衣類を対象とした海外でのリユース実態調査(途中報告)」】
タイのバンコクで古着を仕入れるなら…4つの市場がおすすめ!
タイにはさまざまな古着マーケットがありますが、首都バンコクの有名なマーケットなら比較的安全にお買い得な商品と出会えるでしょう。
1万5千軒以上のショップ|チャトチャック
タイ・バンコクで古着を仕入れるなら「チャトチャック市場」と言われているほど、チャトチャックには1万5千軒以上のショップがあります。
1日で市場全てを見て回るのは不可能なので、どんな古着を探したいのかを明確に決めてからマーケットに向かいましょう。
チャトチャック市場は、週末に開かれる市場で、食べ物や雑貨なども売られています。
古着のベールでTシャツは1枚30円程度で購入できる場合もあるので、時間に余裕を持って見て回ることが大切です。
お洒落な若者向けが豊富|グリーンヴィンテージ
「グリーンヴィンテージ」は、チャトチャックに近いバンスージャンクションというモールで開催されています。
タイ・バンコクの古着マーケットのなかでも珍しく、アメカジを中心としたお洒落な古着を扱っているので、ファッション好きな若者の間で人気のマーケットです。
また、古着以外にもスニーカーや帽子、サングラスやハンドメイド系のネックレスなどタイらしい雰囲気のお土産も手に入るので、普通のマーケットに飽きたという方はグリーンヴィンテージに訪れてみると良いでしょう。
エアコンの効いたショップも|ザ・キャンプ・フリーマーケット
「ザ・キャンプ・フリーマーケット」は、タイ・バンコクで2018年にスタートしたチャトチャックに隣接するナイトマーケットで古着も豊富に揃えられています。
マーケットには、古着や雑貨など幅広くヴィンテージに特化した商品が並べられています。
チャトチャックより規模は劣りますが、よりお洒落で若者向けの商品を探せるとファッションが好きな人やバイヤーが集まってきています。
食事や休憩ができる場所も豊富にあり、若者向けのマーケットなので、フードやドリンクもお手頃価格。
チャトチャックを訪れたさいに気軽に寄ってみるのも良いでしょう。
フードコートも併設|パタヴィコーン
タイ・バンコクの古着パラダイスと言われている「バダヴィコーン市場」。
広大な敷地内には、高級ビンテージ古着から数十円程度のTシャツ、リーバイスやエドウィンなどデニム類も豊富に取り揃えられています。
また、食堂も併設されていて、疲れたら休憩しながら買い出しすることもできます。
古着特有の匂いが充満しているので、苦手な人はマスクなどで対策しておきましょう。
タイの古着を仕入れたいときは現地に行くべき? 注意点も紹介
タイの古着は、マーケットで一つ一つ商品を確認して購入することも可能ですが、「ベール」を購入すれば、思わぬ掘り出し物に出会う可能性もあります。
実際に仕入れに行くなら予約がおすすめ
タイ・バンコクで倉庫の古着仕入れを行うなら、事前予約は必須です。
いきなり行ってしまうと良い接客を受けられなくなる可能性もあるため、ある程度英語やタイ語の知識をつけてから予約して買い付けに行きましょう。
また、倉庫のスタッフは「この客は商品を購入するのか」を考えているため、目当てのブランドを事前に伝えておくとスムーズな仕入れができます。
倉庫で買い付けする場合はベールで
50着〜100着以上の古着を圧縮して運びやすくまとめた袋を「ベール」と言います。
タイ・バンコクにはこの古着ベールが買える倉庫も豊富にあるので、マーケットを歩き回って探す手間を省きたい方はベールの購入が向いているでしょう。
ベール売りをしている倉庫では、基本的にベール単位での販売のみなので、単品では販売していないことに注意が必要です。
現地に行くのが不安なら業者に依頼しよう
タイ・バンコクの古着ベールの買い付けでは、交渉が必要だったり発送方法についても考えなければなりません。
直接現地に行くことが不安だったり、タイ語が全く話せないので交渉が難しいという方は、タイやパキスタンに拠点を持つ古着仕入れの企業もあるので、業者に依頼しましょう。
仕入れの費用はかかりますが、旅費や時間を節約できるのでおすすめです。
タイのバンコクで古着を仕入れる際の注意点・まとめ
タイの首都バンコクで古着仕入れを行うさいに、おすすめのマーケットや倉庫仕入れの概要についてご紹介しました。
タイは、カンボジアなど発展途上国に輸出される古着が大量に流れてくる国です。
そのため、発展途上国と比べると商品の価格もあまり変わらず、盗難などに注意すれば安全に古着を手に入れることができるマーケットがたくさんあります。
また、現地に行かずとも業者に依頼すればベール仕入れもできるので、自分に合った方法で気軽に古着を仕入れて販売し、売上アップにつなげましょう!